キョンのNOVEL2

□五章
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五章 射撃力


黒鷹のメンバーになって二日がたった。
僕はいつものようにトレーニングをしていた。
「ふう、今日はこんなところか」
自分の部屋に戻ろうとした時だった。
「よう。相変わらず練習熱心な奴だな」
「才牙さん、どうしてこんなところに?」
ボスが言うには基地内にあるトレーニングルームはほとんど使われていないらしい。
だからボスに頼んで使わせてもらっている。
「お前がどんなことをしているのか気になっただけだ。」
余裕のある表情で僕の方を見てくる。
そういえば他のメンバーは一体どんな練習をしているのだろう。
一度みておく必要があるな。
「才牙さんって普段どのようなことをしているのですか?出来れば見てみたいんですけど」
思い切って聞いてみた。
「…いいだろう、見せてやるよ」
僕らは一度場所を移した。
歩いているときに一つ思ったことがある。
それにしてもこの基地は大きい。
見た目は小さな建物だが地下が恐ろしく広く、まるでホテルのようだ。
「着いたぞ、ここが俺の練習場だ」
そこは見事なまでに設備が整っている射撃場だった。
「お前の腕が知りたい。ライフルは使えるか?」
「一応何回かはあります」
「なら話しは早い。早速撃ってみろ」
だがやはりライフルは使えるようになっても損はない。
これからは出来る限り練習をしておこう。
そう思いながら自分の部屋に戻った。
「他の人達のも見ておきたいな…」
そしてそのまま僕は眠りについた。
 

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