The end of eden〜楽園の終焉〜
□第二話
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「とりあえず、状況を整理しましょうか・・・と、言いたい所なんですが。それ、退けてもらえませんか、雲雀さん(仮)」
額にぐりぐりと押し付ける雲雀さん(仮)のトンファー。
痛いとですよ、雲雀さん(仮)。いたたたっ。
「状況も何も君は誰?此処は何処?何で僕の名前知ってるわけ?」
「ワォ!質問のオンパレードですねっ!」
「噛み殺すよ?」
「まだこの年で死にたくないので、止めてください」
一瞬で自分家が殺人現場になる所なんて見たくありません。しかも被害者が俺って、凄く嫌。
「第一、何で人の名前に(仮)なんてあるのさ」
「君の名前には(仮)で充分だってことですよ、クフフ」
あ、その笑い方は原作通りなんですね、六道さん(仮)。
などと思ってると、雲雀さん(仮)の目つきがかなり鋭くなって、今にも人を殺しそうです。
だから、俺の家で殺人事件は止めてっ!
「噛み殺す」
「クフフ、君が僕に勝てるとは思えませんがね!」
「ぎゃーっ!!ちょっと、人の家で殺人止めてっ!!と、とととりあえず、何で俺が二方を知っているか説明しますからっ!!」
そう言えば、ゆらりとトンファーを構えた雲雀さん(仮)は大人しく座った。
でも何か態度が大きいのは、何故だろうね。
とまぁ、これから色々ツッコミをいれなくちゃいけないだろうから、ここはさらりと流す。
兎に角、と俺はカバンから友人から借りたリボーンの続き、確か黒曜戦のコミックを取り出して、二人に見せる。
・・・あ、表紙六道骸だ。
「実は、貴方方はこのREBORN!という漫画の登場キャラなんですよ」
普通はこいつ頭おかしいんじゃね?とか思われるだろう。
けれど、二人は表紙を見て一瞬で表情が変わった。特に、表紙が自分の顔の六道さん(仮)は。
「えっと、これで俺が御二方を知っている理由はお分かりになっていただけたかと思います」
分かってくれなきゃ困るよ、俺。