翔説
□nino
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俺は眠たい目をこすりながら楽屋に入った。
『おハヨーございまーす。』
「おぉ!ニノはよっ♪」
ドアを開けてまず最初に俺の目に入ったのはリーダーの可愛い顔だった。
「二宮くんおはよ!!おはよ!!」
うあ〜今日もバカ丸出しですね?2回あいさつする意味があるんだか?
「ハヨーッス。」
ん?潤君今日も機嫌わるいな。
あれー…。翔さんがいないな?
「ん?翔くん?まだきてないよ?」
『ふーん…そぅですか…。』
リーダーあなた、表面上ヘラヘラしてっけど内心すんごく心配そうな顔してますよ?
知ってるんですよ?俺があなたを見ていても。そして、あなたが俺をみていても、あなたの心は翔さんにしかないことを…。
『ねぇ。リーダー、新しいゲーム買ったんだけど、一緒にやりません?』
翔さんがいない今だけでも、あなたの隣にいてもいいですよね?
「ん?いいよ♪どれどれぇ?」
『えーと。DSのゲームなんですけど…』
「へぇ〜。ニノほんとにゲームいっぱい持ってるねぇー」
『あははっそりゃあアキバとかで買い集めてますからね。』
「んふふっ♪」
ゲームを探してると、手に温かいリーダーの手がのった。
「ニノ。手ぇ冷てぇな?」
『んーそう?』
「うん。俺が手ぇ握っててあげる♪」
『あははっでもこれじゃ、ゲームできねえじゃん?』
「んぁ…たしかに。まぁ今の1分くらいだけ♪」
『あははっ♪そうですね。』