poem
□相合傘
1ページ/1ページ
小さい傘に二人は狭い
折り畳みだから仕方が無いけれど・・・
自然と近づく距離に私の心臓はドキドキしっぱなし
あなたを見るとあなたは全然余裕そうな顔していて
こんなことでドキドキしてる私がバカみたい・・・
車が勢いよく走ってきたのを見ていたらいきなり腕を引っ張られた・・・
さっきまでいた場所は滝のような水が降ってきたようにビショビショで
自然と抱きしめられてるような形―
私の心臓は爆発寸前・・・
あなたの顔を見たらつい笑っちゃった
だって
真っ赤なんだもん
さっきの心臓の音はもしかしてあなたのものだったのかな?
―よかった―
私ばかりドキドキしてたんじゃなくて・・・
あなたもちゃんとドキドキしてくれてたんだね
小さな傘は二人には狭いけどドキドキな幸せな二人の空間