チョコレートケーキ

□−プロローグ−
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「桜乃ー」
「朋ちゃん!」
青春学園の門の前に元気なツインテールの少女と大人しそうなおさげの少女がいた。


「おはよう」
「おはよう今日も元気だねぇ」
「何言ってるの、今日もリョーマ様を応援するんだからこれくらい当然よー( ̄ー ̄)」
「そ・・・・そだね」
彼女達は青春学園中等部の竜崎桜乃と小坂田朋香だ。


ふと、朋香が教室の窓の外に目を向けはぁ〜と溜め息をもらす

「どうしたの?」
いきなりさっきの調子をなくした親友に心配しながら桜乃は聞いた。

「今日もリョーマ様ステキー」

「・・・・そだね」











in コート

(ゾワッ)
「どうかしたのか?越前。」

朝練に参加していた越前リョーマはラリーを続けていたがただならぬ気配を感じラリーを中断してしまった。

一緒にラリーをしていた2年の桃城武は、相手のミスを不信に思い声を掛けた。

「おぃ、どーしたんだよ越前」

「・・・・いえ、何か変なカンジがして。」
「? 誰かが噂でもしてんじゃねぇーの?」
桃城武・・・・ビンゴ。

「まさか・・・・それはないっスよ。」


リョーマはそれはないと首を振る。

「おい、そこ無駄口をたたくな。グラウンド10周。」

桃城とリョーマが話していると、サボりと見なした部長の手塚国光が制裁をする。


「えぇぇぇぇぇぇぇっそりゃないっすよ部長」

「15周」

「・・・・桃先輩行くっスよ。」

これ以上は無駄と判断したリョーマは早々に走ろうとしている。

「しょーがねーなーしょーがねーよ」
桃城もしぶしぶリョーマのあとを追う。

二人を見送った手塚も練習に戻る。
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