プディング
□拍手3(プチ連載)
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〜テニプリカフェ〜
カランカランッ
「いらっしゃいませー!!」
森の奥の奥のもっと奥。一軒の小さなカフェがあった。
カフェの名はテニプリ。
ここは旅人の足を休める場でもあり、知る人ぞ知るいわゆる穴場スポット
そこに、一人の常連客がやってきた。男が入った時に店にはパラパラと数人の客が見受けられた。
「いやー今日も疲れた〜」
「ふふっお疲れ様です」
男はなれたようにカウンターに座り、従業員の一人がお冷を持っていく
此処の従業員は合わせて4人そして用心棒が一人の5人だ
今日はその従業員達を紹介しよう
「マスターいつもの頼む」
「わかりました」
ここのマスターは二人。珍しいと思うが、それがここを繁盛させているひとつでもある。
「お待たせしましたエスプレッソ、ミルク大目です」
「ありがとう、仕事後はこれにかぎるよ」
「そういってもらえるとうれしいです」
出てきたのは頼んだ覚えのない料理、男は困惑した表情(かお)でマスターの一人をみる
「これ、サービスですよ!!」
それに答えたのが、元気のいい従業員。がかわいらしくウインクを決めながら皿を男の前に置く
「え?!いいの…?」
「いいんですよ、いつも贔屓してもらってますから」
「これからもよろしくってことで!!」
「はは、まいったな〜。でも嬉しいなありがと、それとこれからもよろしく」
主に料理をし、客たちの舌をうならせているのが水野カツオ(以下カツオ)という若い少年。そして、コーヒー、紅茶などをお客様に合わせて出しているのが加藤勝郎(以下カチロー)この二人がここの最高責任者であり、二人のマスターだ。