碧の記憶
あの日私が失くした記憶が、今になって騒ぎ出したの。
あの日から足りない何かが、私を呼んでる気がしたの。
当たり前のように、九人ですごしてきたけれど、
今になって気付く、アナタがココにはイナイこと。
あの日から、一人足りないの。
アノヒカラ、ヒトリタリナイノ。
少女は言った。
「あともう一人、どうしても許せない人がいるんです。」
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