EvaAndLangley




アスカ

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02/25(Thu) 21:22
碇龍馬

「ケンスケもお金が好きだよな・・・」
「相田君はただうらやましいのよ。きっと・・・」
綾波は半ば呆れかえっていた。アスカもきっと同じであろう。しかし彼の心も又わかる。
女心のわからぬ僕に短髪の可憐な少女と、まるで獣のような独占欲で僕をねらう美女がいるのだから。
しかし、僕は譲れないのである。例え最後には一つに決めなくてはならないとしてもそれが僕の生き方である、運命であると今になって彼女達の僕に対する愛を感じようやく気付いたからに他ならない。
そういえば二回戦はまだなのかと綾波に尋ねようとした時にアスカがあの自信に充ち溢れた顔で部屋に入って来た。
「シンジ!もう二回戦始まっちやうわよ」
「わかってるよアスカ。ところで二回戦はどんなルールなの?」
「そ、それがね・・・」
明らかにアスカの表情が硬くなるのが見て取れた。
何があったのであろうか。あの性欲を他の人間に露呈させた審査員が戻ってきたからなのか、それとも二回戦の内容がしごく難しいものなのだろうか。
「な、何なの・・・」
「冬なのにビキニを着なきゃなんないのよ・・・」
僕と周りの人間、特にアスカと綾波と僕の間には冷たい空気が流れていた。
何度も言うが僕は男である。これまでのステージは衣装で何とかごまかしていたがビキニになるともうごまかしはきかない。
「ど、どうしよう・・・」
「決まってるじゃないシリコンよシ・リ・コ・ン!」
彼女がポジティブでいられるのかが僕には分らなかったがだまってうなずいた。

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