捧げもの

□善吉君の憂鬱
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め「善吉! 今日は私と帰ろうな!」

阿「ダメです! 人吉クンは俺と帰るんです!」

も「あ、あたしだって人吉と帰りたいんだから!」

善「・・・・・・・・・」

時間帯は、夕方5時。全校生徒の下校時間である。
場所は、生徒会室。
そして行われているのは――いつもと同じ事だった。

め「善吉は私と帰りたいよな? な!」

阿「俺の方が良いに決まってます!」

も「あたしだよね!? 人吉!」

善「・・・・・・・・・ハァ・・・。お前らちょっとは・・・・・・」

めだか達は善吉に、訊いて居た筈なのに善吉の言葉を全く聞いていない。

善「いい加減にしてくれよ・・・・・・」

不「ひっとよし〜、早く帰ろー」

善「ああ、いいぜ」

毎日こんな感じに、めだか達が言い争ってる間に不知火が善吉を連れて帰る。
こうして、日は沈んで行くのであった
・・・。


―善吉君の憂鬱―


(人吉ー、買い食い付き合ってよ)(おー、別にいいぜ)

(はっ、善吉が居ない!)
今頃気づく、めだか達なのであった・・・・・・
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