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□僕×君+アイツ×僕?〜Happy birthday dearすみれ
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7月23日(昨日)は、大事なQ友【すみれちゃん】のお誕生日でした。
結局当日中に間に合わず大遅刻ですが、お祝い妄想創作捏造文を書きました。
誤字・脱字・残念さ等々気にならない方は良ければお付き合い下さい。
でも、今回は残念さが半端ないかも…すみれちゃん申し訳ない(-_-;)
他の方のお祝いを見て、後自分の今の流れから甘いのは無理だと判断し、すみれちゃんの好きなアレを織り交ぜてアノ人を絡ませてしまえー!と勢いで書いたところ…………(察してくださいませ!)
前置き長くなりましたが、宜しければどうぞ。
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「なぁ…お前…本当にすみれとつき合ってんのか?」
「…だったら?」
「…っ…アイツなんかやめて俺にしろよ!」
「…え?」
「俺…お前が好きだ…」
「虎之介…」
「すみれになんか渡さねー」
「んんっ…虎…」
「──…って夢を見ちゃった」
「へぇ………面白い夢だね」
僕の彼女はちょっと変わってるかもしれない
BLとかいうのが好きらしい
それはまぁいいとして…
僕がすみれの夢に出てきたなんて初めて聞いたのに、それが
そんな夢ってどうなの?
どうやら彼女にとって、僕と会社の同期の創とのカップリング?が特にいいらしいけど…
創と僕のあんなコトやこんなコト…の妄想話を嬉しそうに披露するすみれに
えっと…僕たちつき合ってるんだよね?
なんて…たまに疑問が湧く
でも、そんな話を興奮しながら話す彼女も可愛いくて仕方ないから、結構僕も変わってるのかもしれない
だけど…
「ねぇ…すみれ?」
嬉々として夢の話を語り続けるすみれの髪を、指に絡めながら呼び掛ける
「…ん?なぁに?」
振り向いてニコッと微笑むすみれにつられて、僕も微笑み返す
「もし…僕が本当に創の事好きになったらどうする?」
「えー?…創先輩とライバルかー…燃える…いや萌える?」
ライバル…だとは思ってるんだ…
「…そしたら、すみれと別れるってことになるかもよ?」
ちょっと意地悪に聞いてみる
だけど本気にしてないのか
「二人の甘い時間…楽しみー♪」
なんて笑っている
「ふーん…別に僕と別れたっていいんだ…」
「ん?…ふふ…拗ねちゃった?」
「別に…」
「ウソだー拗ねてるくせにー」
本当はちょっと図星
楽しそうにすみれが僕の顔を覗き込むのを見て、僕の事に夢中になってくれるなら、暫く拗ねたフリしててもいいかな?なんて思ったりもする
やっぱり…例え浮気じゃないとわかってても、すみれが他の男の事ずっと考えてるなんてちょっと面白くないし
たまにはヤキモチ焼いてくれてもいいんじゃない?…なんて思う
いや、創の相手が僕なら…嫉妬しなくてもいい…のか?
というか…すみれの脳内妄想だけでの話で現実に僕と創がどうこうってわけじゃないし……
気がつけば、BLという設定を普通に前提とし、その上真剣に考えてる自分が可笑しくなった
僕の感覚も相当すみれに染められてるのかもしれない
口元が緩むのを感じながら、からかうように僕の頬をつついていたすみれの腕を掴んで引寄せ唇を重ねた
「拗ねてなんかないよ…」
ここからは、妄想の中の創にだって邪魔なんかさせない
僕の事しか考えられなくしてあげる──
だけどこの時の僕は、この会話が後々あんな事態を引き起こす事になるとは思ってなかった
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