A story 〜stories〜
□裏庭の次の月曜日 ※前回のおまけ
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「貴様我の上靴に何をしてくれたか美玖!!」
急にドアが開けられて荒々しく入って来たのは元就先輩と雑草だった。
『あ、お早うございます先輩☆
雑草と付き合い始めたんですか?』
「そんなわけがあるか馬鹿め!!」
元就先輩は普段では考えられないほどのご乱心ぶりで椅子に座る。
「落ち着きなよ元就さん大人気ない…」
「そうだよ元就君。
君に原因あるんだから」
『ふでばこのメモのお返しですよ!』
私の言葉を聞いて、思い出したとばかりに瞠目する。
そして、いつもの不敵な笑みに戻った。
「ふっ…何かと思えばそのようなことか。
餓鬼のようなことしか出来ぬのか貴様は」
『小学生みたいなメモ残した奴に言われたくないわ!』
「左右逆なだけかと思えば長曾我部のもとの入れ替わっているとは…
小賢しいことを考える」
言う元就先輩はしっかりと自分の上靴を履いている。
『普通に元親先輩の上靴戻してきたんですか?』
私の問いには慶次先輩も半兵衛先輩も賛成しても隣先輩に寄る。
「我がそのような事するわけなかろう。
我の知恵を総動員して仕掛けてやったわ」
『何でもともとの仕掛けよりも多大なものを作ろうとしたんですか』
遠まわしに私を馬鹿にしているのか。