沖×
□表裏一体
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今日の真選組の仕事は将軍様の護衛
今回はいつかあった時と同様に、とっつぁんが将軍様に夜遊びを教える為に城から出てきているので、俺達が護衛についたわけだ
とっつぁんは将軍の為なんて言ってやがるが恐らくただ自分が呑みたいだけだろう
今日の店は『かまっ娘倶楽部』とかいう、店名からして嫌な予感しかしない店だった
実際中に入ってみれば、うん
予感的中
青ヒゲ生やした男なのか女なのかよく分からない奴等が俺達を迎えた
正直一瞬吐き気がした
なんでとっつぁんはこんな処で呑もうと思うのか。というか将軍様に見せちゃいけねぇと思うんだけど
とっつぁんが「おめぇらも呑んでいいぞぉ〜」なんて既に酔った口で言った
だからこんな処で呑む気なんか起きねぇって
俺はどうしようかと思い店内をぐるりと見回した
そうしたら、見つけた
青ヒゲの中に煌めく蝶を
そいつは女かと思うほど端麗な姿をしていた
周りと違った細い身体、艶のある長い髪、ひげなんてない綺麗な顔、白い肌
そいつだけすごく輝いて見えた。そしてその理由も見惚れている内にわかった
あれは俺がよく見知った人物じゃねぇか
そいつを指名して席に着いた