銀×

□午前零時
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「よぉ。邪魔するぜ」


そう言って万事屋の事務所兼居間の窓が開く


ソファにだらしなく座りテレビをまったり見ていた銀時は突然ありもしない所からありえない人物の声が聞こえ、ビクッと背中を強張らせて窓の方を見る


「おまっ…。どっから入って来てんだ」

「正面から入る訳には行くめーよ。分かれや」


どこかの長髪電波よろしく窓から入ってきた訪問者、いや訪問というには余りにも違和感があるので侵入者と言うべきか。万事屋に入って来た人物、高杉はご丁寧に窓を閉めながら履いていた草履を脱ぐ

そして、さも当然のようにソファに寛ぐ。草履を沓脱ぎに置いてから


「テロリストが何の用だ。幕府から逃れる為に匿えって言っても聞かねぇよ」

「まぁそう言うなや、たまにはゆっくり話しでもしてみたかったんだよ」


言葉では拒絶するも態度は歓迎を示している銀時

現に台所に消えたかと思えば両手にいちご牛乳のパックと湯呑みを持ち、寛ぐ高杉の隣へ腰を降ろす

ちなみに湯呑みの中は客用のお茶だ



 
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