01/06の日記
13:44
嫌われのお話
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※ジャンルは嫌われで、同一ヒロインの梨亜(と蓮と綺羅(名前のみ))が登場します。
ツナと双子の妹設定です※
※みんなら嫌われてます※
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変わってしまった。
私の日常が…。
あの女のせいで、大きく変わり、私は居場所をなくした。
学校へ行けば……。
「何でお前みたいなのが学校来てるんだよ」
前までは、私とツナお兄ちゃんたちとで登校して、いつも私が武に勉強教えてたのにな。
今では、平気で私を時雨金時で斬ろうとする。
刀、使い物にならなくしてあげようか?
「十代目の妹のくせに、十代目の面汚ししてんじゃねぇぞ!」
前までは、ツナお兄ちゃんの魅力について隼人も一緒に語っていたのに。
今では、ダイナマイトを私に平気で投げるようになった。
今度、ダイナマイトを水に濡らしてみようかな。
「僕の視界に入らないでよ。咬み殺すよ」
前までは、恭弥が私にトンファーを向けることなんてあまりなかったのに。
今では、問答無用で視界に入るだけで咬み殺されかける。
その辺の不良を囮にして逃げてみたらどうなるかな。
「クフフフ…。目障りですよ。堕ちてください」
前までは、一緒に喋ったりしていい友達だったのに。
今では、幻術やらなんやらを私にかけようとしてくる。
パイナップル投げつけてやろうか。
学校にも居場所はなく、もちろん家にも私の居場所はない。
「ただいま」
「なんだよお前…。帰ってきたのかよ」
「帰っちゃ悪い?」
ツナお兄ちゃんは、私を見ると嫌そうに顔をしかめさせる。
前までは可愛い笑顔でたくさんだったのに変わったなぁ。
双子なのに、ツナお兄ちゃんは私を信じてくれなかった。
「…お母さん」
「梨亜ちゃんが桃香ちゃんに謝るまでご飯作ってあげませんからね!」
お母さんも信じてくれない。
ご飯?ご飯は自分でなんとかできる。
金欠だから……夜中にこっそり、ね?
ていうか軽く育児放棄だよね。
「お前まだこりてねぇのか」
「何もやってないんだから、こりるとかあるわけないでしょ?ちゃんと考えたら」
ツナお兄ちゃんの家庭教師だとかいうリボーンも、私を信じてはくれない。
二足歩行のミラクルベイビー……サーカスにでも売ってやろうか。
友達だった人もお兄ちゃんもお母さんも居候もみんなみんな。
…この家に私の居場所はない……。
みんなあの女の味方だから。
………でも、私にはまだ希望がある。
居場所がある。
それは、イタリアにいる私の親友でもある心友、蓮と綺羅だ。
二人なら信じてくれる。
根拠はないけど、私たちは本当の友達だから。
「一人のくせに……」
「一人…?違うよツナお兄ちゃん。私にはまだ仲間がいるから」
「お前なんかにいるわけがないだろう!?
愼哉兄さんだって、お前なんか妹じゃないって言うに決まってるんだから!」
愼哉お兄ちゃん。
私たち双子のお兄ちゃん。
沢田家の長男である愼哉お兄ちゃんは、今はイタリアにいる。
ツナお兄ちゃんは知らないけど、愼哉お兄ちゃんはマフィアだ。
愼哉お兄ちゃんはきっと分かってくれる。
ツナお兄ちゃんが間違っていることを。
「愼哉お兄ちゃんもあの人たちも私の味方だよ」
ツナお兄ちゃんたちよりも強くて賢いからね。
どこかで区切りをつけて、蓮と綺羅に連絡をとらないとな。
いつとろう?
いつ………復讐を始めよう?
殺すつもりはないから、ちょっとこらしめる程度でいいかな。
蓮と綺羅を呼べば、ツナお兄ちゃんたちには結構な打撃になるだろうし。
二人とも結構有名なマフィアだし、二人を呼べばあの人たちも来る。
ツナお兄ちゃんたちの兄と、ヴァリアーがさ。
「ツナお兄ちゃん。私決めたよ」
「……何をだよ」
「ツナお兄ちゃんたちが、本当に私を殺そうとすることがあった時。
その日から、私が華麗なる復讐劇を始めてあげる」
「はあ?復讐?一人で俺たちに歯向かうの?」
「ご心配なく。真の女王に騎士や友人はつきものなんだから」
にっこりと黒いものを背負いながら笑っておく。
あの女はバカな女王で、私は真の女王。
バカな女王は所詮、偽りでしか自分の居場所を確保することができない。
それじゃあさ、李坂桃香。
あなたの考える台本と私が考える台本。
どちらが勝つか勝負しようか。
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=あとがき=
はい。この話の梨亜はマフィアではありません
………がいじめとかくだらないとか思って結構強気です。(一応一般人だけど、護身具としてカッター常備)
愼哉とかはオリキャラで作ってみました。
イメージ的にはジョットと似ているかなぁと…。
蓮はツナたちの兄と行動を共にし、綺羅はヴァリアーの幹部という設定です。
なんとなく、腹黒女王という異名(あだ名)をもつ梨亜がこうなったら、
どうなるかなぁと思い書いてみた突発的なお話。
突発的すぎてまとまりが……orz
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