01/11の日記
23：03
ツナ嫌われ(同一複数ヒロイン登場)
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※ツナ嫌われで、月風(梨亜)・月雪(蓮)・月霰(綺羅)が出てきます※
※《月夜を支配する者》と三神の設定が同じですが、全く違う話ですので※
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「ねぇ梨亜ちゃん……」
「……なに、ツナ?」
「………裏切らないよね…?」
ポツリと聞かれた言葉に、
梨亜は悲しそうな顔をして、それからツナの虚ろな瞳を見据えた。
大丈夫だよというように微笑みかける。
「大丈夫。私はツナの味方だから…。裏切るなんてあり得ないよ」
「……綺羅ちゃん…は?」
「私も裏切らないよ!
だって、元凶はあの女たちなんだから。ツナは悪くない!」
「……蓮ちゃん…」
「……はぁ…。何回も言ってるでしょ。
裏切るわけがないって。安心しろ」
三人の言葉に、ツナはありがとう…ありがとう……、と
涙をボロボロ溢しながら言った。
変わり果ててしまった大空に、月風と月雪と月霰は顔に影を落とす。
いくら話そうとしても、信じようとも
話を聞こうともしなかったやつらを思い出しては、苦々し気に奥歯を噛み締めた。
「そういえば………雲雀さんと骸…は……?」
雲雀と骸は、数少ない味方だ。
風紀委員という立場である雲雀は、学校だけでなく
並盛町内にある監視カメラを風紀委員に毎日チェックさせている。
そのため、あの女たちの矛盾を見つけ、真実に気付くことができた。
対して骸は他中生なのだが、
骸はマフィアに関しての情報に多少敏感だ。
そのため、少なからずあの女たちの所属するファミリーについて知ることができ、
そのファミリーがよからぬ計画を企てていることに気付けた。
「雲雀と骸は、リングを返しに行ってるよ」
「……リングを…?」
「守護者を下りるために行ったんだよ。
………そのうち私たちもリングを返そうと思う」
梨亜の言葉にツナは、え?と目を見開かせた。
「で、でも梨亜ちゃんたちの属性は、そのリングでしか炎は出ないんじゃ……」
「ノープロブレム!伊達に裏の守護者じゃないから大丈夫。
炎くらいなくったって、平気平気」
綺羅は、余裕だというようにひらひらと手を振りながら言った。
それに続いて、蓮もそうそうと相づちを打つ。
「戦闘になったとしても負ける気はしないしな。
というか、あんなやつらと同じファミリーには、いたくないだけなんだけどね」
「あっは☆確かに♪……それでさ、ツナ。心の整理はついた…??」
「………………うん。昨日……みんなにさ…確認したんだ。
やっぱり信じてくれなかったよ……」
「………じゃあ……」
「きっぱりと縁を切るよ。
……獄寺くんとも山本ともお兄さんとも母さんともリボーンとも…………………
………ボンゴレとも……。全員……」
「……いいのか?あらかじめ話してあったけど、この道を選んだら二度と、
昔みたいにみんなといられなくなるけど」
「……いいよ。自分なりに考えて、もう決めたんだ……。もう戻れない……。
戻れても、みんなを信じられる自信がない……っ」
小刻みに震えるツナの痩せ細った体…。
ストレスもあるなか、まともなご飯も食べられなかったから
これだけ痩せてしまうのは当たり前だ。
ツナの決断に、三人は顔を見合わせて頷く。
「……分かった…。なら、そうしよう」
「私たちはずーっと一緒だからね!」
「もう怪我なんかさせないからさ」
力強い言葉に、ツナは涙を溢しながら強く頷く。
大空は、夜色へと染まり、
月夜を支配する月風・月雪・月霰に守られる。
雲も大空を漂いながら、味方へつき、
霧も時折姿を現しては消え去るを繰り返しながら、大空へつく。
大空から晴はなくなり、月夜が訪れる。
大空から嵐はなくなり、月風が風を吹かす。
大空から雨はなくなり、月雪が雪を降らす。
大空から雷はなくなり、月霰が霰を落とす。
変わり果ててしまった大空のために、月夜を支配する者が動こう。
大空を堕とした者を、闇へ堕とすために。
さぁ……、月夜が動き出す……………。
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＝あとがき＝
結局、復活キャラで出たのはツナだけだった……。
いや……、なんか裏の守護者が
ツナの味方についてるところだけを書きたくて書いた話だったり←
はい、スミマセンorz
ちなみに、あの女たち、と台詞がありましたが、悪女は三人…という設定です。
そのうちの一人が大空のリングを奪い、ボンゴレのボスになろうとし、
後々残った二人が、梨亜たちが返した裏の守護者の証であるリングを所持します。
(…………………我ながら………
ここまで考えてんなら話書けよみたいに細かい設定だな……)←
やっぱ嫌われ最高!
最近またもや嫌われにハマってしまった……。
ツナ嫌われや雲雀嫌われがマイブームだったり…。
《悲劇...》進めなければな…。
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