01/22の日記
22:44
子供雲雀の逆トリ
---------------
※雲雀はだいたい五歳くらいです※
※妹中1、兄中3です※
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
始まりは妹の一言だった。
「お兄ちゃん!今日から家族が増えるよ!」
「は?」
いつも通り、学校から帰ってリビングに行けば、
そこには妹と小さい子供が一人いた。
ちょっと待った。
誰そのガキ。
中学生にもなって、何が誘拐なのかも分からないのかな妹は…。
「恭ちゃん。お兄ちゃんに自己紹介して」
「……ひばりきょうや」
「よくできましたー♪偉いねー」
撫で撫でと頭を撫でられて心地いいのか、
雲雀恭弥とかいうガキはコテンと妹にもたれた。
見ていて微笑ましい光景なのだが、違う。
「どこから誘拐してきたの……」
「Σ違うよ!気付いたら家にいたんだって!」
「尚更危ない。警察に渡しに行くよ」
「Σダメ――!お兄ちゃん気付いてよ!この子、リボーンの漫画の雲雀恭弥なんだよ?!」
「…………。それって、前に俺とそいつが似てるってお前が言ってた、あの?」
「そう!逆トリしたみたい♪」
嬉しそうにチビガキの雲雀を抱き締める妹。
え、てことは何?
住まわせるの?
「お兄ちゃん、いいでしょ?住む場所もない子だし…」
「……はぁ。元の世界に帰るまでだけだからね」
「やった!恭ちゃん、よろしくね〜♪」
「…うん」
「可愛い…っ」
子供らしい笑みにやられたのか、妹は悶絶中…。
まぁ、俺に被害がなければいいや。
「あ、私今からお風呂入ってくるから、恭ちゃんよろしくね!」
「は?ちょ、待った!」
俺が止めるのも無視して、妹は雲雀を俺に押し付けていった。
妹は風呂に向かってしまい、唖然とする。
面倒だ……。
「まったく…。こんなガキ住まわせるなんて…」
そう思いながら、チビ雲雀に目を向けると、つんっとした態度をしていた。
まぁ、らしいと言えばらしい態度かな。
「……雲雀。お前、家に帰りたくないの?」
「……べつに。あなたには、かんけいないでしょ」
……………何この可愛らしさのカケラもないガキ。
潰してあげようか。
「あなたつよいの?」
「……それなりにはね」
「あのひとから、きいたけど。
びかいいんちょうで、えらいんだってね」
「……そうだけど」
何このガキ……。
喋れば喋るほど憎たらしい……。
だいたい、あいつは何を話したんだろう?
美化委員長が偉いかなんて、そこまで偉くはないよ。
ケンカには強いけどさ。
「ぼく、あのひとと、けっこんする」
「……………は?」
「きこえなかったの?けっこんするって、いったんだよ」
「……お前…さっきから調子にのって―――」
「恭ちゃーん!お待たせー!上がってきたよ♪」
ひょい、と雲雀を抱き上げる妹。
雲雀は、ニヤリと子供らしくない笑みを浮かべる。
「ねぇ、ぼくとけっこんして」
「結婚?いいよー。恭ちゃんが旦那さんなんて幸せ!」
「…フッ」
こちらを、勝ち誇ったような笑みをして見る雲雀に、俺は久しぶりに心の底からブチッときた。
そういうこと………子供らしくなるのはその子の前だけ…ね。
いい度胸してる…。
「しょうらい、おにいさんよりつよくなって、まもってあげるよ」
「きゃーvありがとう!」
「だからぼく、まずは、ふうきいいんちょうになって、あいつにかつね」
「そっかー♪美化委員長に対して風紀委員長になるんだね」
…………このクソガキ……。
俺を敵視しまくってるね…。
妹はまだ渡さないよ。
特にお前みたいなひねくれたガキなんかにはね…。
「せいぜい、頑張りなよ。
でもお前じゃ………一生俺には勝てないだろうけどね」
「……ぜったいに、かみころす…」
………そして……、一年とたたないうちに元の世界に帰った雲雀が、本当に風紀委員長になって並盛を支配し、
最強の名を欲しいままにしたなんて俺は知るよしもなく……。
また時間がたって、なぜか中学生となった雲雀が、
この世界にまた来るなんて、その時俺は思いもしなかった…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=あとがき=
なんか文がめちゃくちゃな気が……ッ。
はい…。
中3なお兄さんは、最強な美化委員長!
綺麗好きなため校舎はピカピカです。←
喧嘩も強く、武器という武器はありませんが、いろんな物を武器として使います。
ある時はモップ、ある時はシャーペン、ある時は本、ある時はカバン………様々です…!
妹ちゃんは、リボーンの大ファンな設定です。
兄と二人暮らしですね!
ではではとりあえず、ここまで読んでくださってありがとうございました!
ではではー!
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]