01/27の日記

21:32
ツナ嫌われ(復活×脱色)
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※ツナ死んじゃってます※
※ツナは零番隊に所属※
※時は、十年後で復活キャラみんな大人です※




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『すみません……すみません十代目…。俺はあの時、確かに十代目に忠誠を誓ったのに俺は……ッ』


『ツナ……俺たちが悪かった……。すまねぇ…』


『……ボンゴレ。幼かったとはいえ、俺は貴方の苦痛に気付けなかった…。謝りきれません…』


『極限にすまなかった沢田……。もう遅すぎるが……謝らせてくれ………』


『………悪かったよ…。悔しいけど、僕たちはあの女に踊らされてた…。
………今言っても…意味はないかもしれないけど』


『すみませんでした……沢田綱吉。僕は酷い思い違いをしていた…。
貴方のような甘い男がイジメなんてできるはずもなかったのに気付けなかった……。すみません……』


『ツナ……。俺があの時、お前を信じてたら………お前はまだここにいたのか……?
………悪ぃ……悪ぃツナ…』





「………」


時折、聞こえてくる人間の声。

俺は、こいつらを知っている。

超直感があるせいか、この声が何なのかはすぐに分かった。

それから………俺が生きていたときの記憶も……。


「……本当…今更だよね」


自重するかのように、ハッと笑いながら、俺は相棒である刀………天空追憶を見る。

今の俺の居場所はここだ。

俺は死んだ。
あいつらとは関係ない。


「綱吉」


静かに声をかけられ、俺はそちらを振り向く。

そこには、隊長の証である羽織を羽織った俺の隊長がいた。


「……隊長」

「綱吉、現世任務が言い渡された。私と行くぞ」

「え?隊長も?」


零番隊隊長がわざわざ現世に向かわなくてもいい気がする……。

てか俺だって一応、零番隊第三席だし…。


「不満か?」

「ぜ、全然!!むしろ嬉しいくらい!」


副隊長がいない=隊長に近付くチャンス…!

見逃せるわけがない。

だって、普段から副隊長がしつこいし、
他にも恋次とか日番谷とかその他もろもろの奴らが隊長狙ってるしさ…。

チャンスを逃してどうする。


「おい綱吉。てめぇ、今俺がいないことに喜んでんだろ?」

「あ、バレた?」

「………刻まれてぇか?」

「え、何?凍らされたい?(黒笑)」


グローブなんかなくても、零地点突破がなぜかできるんだよな〜。

天空追憶を媒体にしてるから、強さもアップしてるし。(黒笑)


「やめろ二人とも。とにかく、來餓。留守番は頼んだぞ」

「はいよ。じゃ、気を付けて行ってこいよ」


副隊長に見送られて、隊長と瞬歩で向かう。

なぜか無言になり、俺がどうしようかなーとか考えていると、隊長が綱吉、と話しかけてきた。


「また記憶が見えたか?」

「………………本当。何でそういつもバレるかなぁ…。ポーカーフェイスには自信あるのに」

「私は人の感情には敏感なんだ」


恋愛面以外ではでしょ…。

まぁ、確かに隊長は僅かな変化も見逃さない人だけど……。


「別に……どうってことないよ。俺はもう死神として生きてるし、現世のことなんてどうでもいい」


もちろん……仲間だったやつらもね。


「……お前の仲間が、毎日毎日お前の墓の前まで来ていてもか?」

「…は?」

「知らなかったのか?
あいつらが全てを知った日から、お前の墓の前まで毎日来ては、謝罪をしている。
まぁ、私もたまたま見かけただけだがな」


……いや…絶対それ隊長が毎日覗いてたんじゃ…?

というか毎日って……。


「プライドが高いのか、一人で来るやつが多いな。中には花も添えていったやつがいる。
うむ…、彼岸花に白菊、クリスマスローズか……。
墓に供える花としては微妙かもしれないが、花言葉はいいものだな」

「花言葉……?」

「彼岸花の花言葉はいろいろあるがこの場合、再会か…。思うはあなた一人という言葉もあるな。
白菊は、真実と潔白。クリスマスローズは追憶だ。
悔いているのは明らかだな」

「………。だからって…俺はもう死んだし、今更すぎる。
今更なんだよ…」

「………」

「俺を自殺にまで追い込んどいて……散々イジメてきたくせに…」

「……やはり…許せないか?」




『悪ぃ……』




「……許せないというか………もう信じられそうにない」

「……そうか」


獄寺くん、山本、ランボ、お兄さん、雲雀さん、骸…………リボーン……。

懐かしい…な。
昔は仲よかったのに……。




『…ツナ……』




「……死んでからじゃ………遅いんだよ…」


バッ、と現世に降り立ち、久しぶりに見た現世の景色に、俺は目を細める。

隊長は、静かに町を見下ろした。


「……綱吉…」

「……大丈夫だよ隊長。俺はもう零番隊第三席の……沢田綱吉なんだから」


さて……任務を早く終わらせよう。

俺はそう思いながら、天空追憶を抜刀して、虚を殲滅するために………
………並盛町へと舞い降りた……。

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=あとがき=

初めての復活×脱色…!
実はブリーチも好きな私……。

突破ネタで書きました!
十代目ボスの座はやはり空席のまま……ですかね…←


うーん……。ツナ+10って死魄装似合いそうだな……。



☆コメント☆
[梨亜] 02-10 09:28 削除
ツナの死魄装・・・・・・
やばいかも←

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