08/18の日記

10:16
『我が家にようこそ!』第一迎 順応性が高いのが我が家の特技!
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※雲雀と骸が逆トリするお話です※
※突発ネタで、ギャグ※





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私の名前は、土裡莎耶(ツチウラサヤ)。
リボーンの大ファンで、私は雲雀さんラブな女の子☆

早速ですが我が土裡家を紹介しよう!


土裡家の大黒柱パパン。
土裡友孝(ツチウラトモタカ)。
普段は結構見かけによらず面白優しいパパンだけど、怒ると怖い……じゃなくて恐い…。
心臓に直接響くような怒鳴り声が印象的ナノサ。

土裡家の頼れる主婦ママン。
土裡智恵(ツチウラトモエ)。
見た目ともに精神はいつでも若いままなママン。
実は元ヤンだったらしく、ママンに喧嘩を売るなんて私にはできない。
だってすぐに手は出さないけど、言葉がチクチク刺さるんだもの…!

土裡家のおチビ末っ子。
土裡亜実(ツチウラアミ)。
小学六年生のはずが、精神年齢と共に身長もめちゃめちゃ小さい妹。
同じくリボーンのファンで、ぶっちゃけ言うと妹と趣味は合わない。
仲は悪いんだか良いんだか曖昧さ!


さーって、そんなマイファミリーたちは只今絶賛外出中。

家に帰ってみれば私一人。

それに喜んで、ウキウキ気分で部屋に行けば、あら不思議!
鍵がかかっていたはずの家に二人の不審者が!


「すみません、母と父は貴重品全てを持ち歩く人なんでここに金目の物はありません。
なのでお引き取りください」


不審者にこんな丁寧に教えてあげる私って本当大丈夫かな。

自分で言っててなんだけど、普通は警察だよね?
まぁ、穏便に済む方を私は望んでるだけだからね!

下着ドロとかリボーンドロじゃなけりゃ見逃してやるさ。
とかなんとか思ってたら、いきなりチャキ…という金属音が聞こえた。

首元がひんやりとして、私は首をかしげる。


「君誰」

「ここはどこですか」


もはや聞き慣れた声に見慣れた姿が二つ。

黒髪に切れ長の目、学ランに風紀の腕章。
藍色の髪に個性的な髪型、深緑の学ラン。
極めつけはトンファーと三叉槍。

………What?クオリティ高すぎない?


「えーと……お名前は?」

「僕が先に聞いたんだから、まずは君が答えて」

「人に聞く前に自分から名乗るのが礼儀さ!」


そう言えば、学ラン君はチッと舌打ちした。

舌打ちうまいね君!
私も舌打ちする時あるけど失敗するんだよね〜。

チッがティッになんの!


「………雲雀恭弥」

「一応名乗ると、僕は六道骸です」

「Oh!The real thing!?」

「妙に発音うまいですね。というかなぜ英語?」

「ていうか本物ってどういう意味なわけ?名前は?」

「私は土裡莎耶。雲雀さんの大ファンです!
面倒なこと嫌いなんで単刀直入に単純明快簡潔に言いますと、貴方たちはこの世界では漫画のキャラクターだったりします!」


…………。

あれ?驚くかなと思えば、返ってきたのは沈黙。
すると、骸さんははぁ…とため息をついた。

貴方本当に15歳?
妙に大人びて見えるのはイタリアンクオリティ?


「貴女がいない間に、原因がないかここを勝手ながら探させてもらいました。
その時にこの漫画を見つけましたが………まさか漫画とはね」


骸さんの手には、色気漂う骸さんが表紙の九巻が握られていた。

納得したのか、武器はいつの間にか仕舞われている。


「さて、原因は結局見つからずじまい。
まぁ恐らくアルコバレーノが関わっているんでしょうが、これからどうしますか雲雀くん?」


さすが骸さん。

こんな時でも冷静。


「僕はここに住むけど」


さらり、と当然のように言って退けた雲雀さんに、私は目が点になる。
住む?ここに?雲雀さんが?我が家に?


「そうは言いますが、中学男子が二人もここに世話になるのには無理があるでしょう。
普通、親御さんが許してはくれませんよ」

「行く所がないなら仕方ないじゃない。
何かあれば咬み殺せばいい。なんなら、君だけ野宿でもしたら?」

「〜〜〜ッあなたは…!少しは遠慮というものを学んだ方が―――」

「じゃあ、二人とも我が家に歓迎しますね!」

「Σなっ!?そ、そんな簡単に決めて……ご両親はよろしいんですか?!」


驚きに目を見開かせる骸さんに、私は大丈夫と頷く。

パパンがちょっと心配だけど……部屋なら一応あるし、布団もある…。
事情なら、話せばきっと分かってくれると私は信じてる…!


「私は大丈夫だという希望を捨てません!」

「尚更心配です!!」


ナイスツッコミ骸さん!
ツナだけがツッコミかと思いきや、案外骸さんもツッコミ体質か……。

うん、我が家でもやってけれるね。←
ほら、マイファミリーはバ家族だからさ。←


「ただいまんごー!」


この声はマイシスターだな。
いい加減、そのただいまの言い方直そうよ。

本当に小六?


「ただいまんご〜!」


パパーン!!?
ノリいいけど、いい年した大人がそれはない!


「ただいまー」


普通だぜママン!!
意表をついてノらない所が特技だよね!

……酔っ払ったらテンション高くなって逆に鬱陶し―――ごほん、失礼。


「……君の家族、帰って来たみたいだけど」

「じゃあ、リビング行きましょっか!ちょっと変わってる家族ですが気にしないでくださいねー」

「「(帰って来た時の挨拶が挨拶だから気にするものも気にしないでおこう……)」」


ルンタッター♪

さぁって……みんなにどう説明しよ?
……正直にでいっか!
後から何か言われるのやだし!

階段を下りてリビングの扉を開けば、そこには既に寛ぎタイムのマイファミリーたちがいた。

これはグッドタイミング!

買ってきた物を片付けてる最中だったら話聞いてくんないし!


「ママン、パパン。大事な話があるんだけどさ」

「お、何だ何だ?どうかしたのか?」

「なになに?まさか彼氏できた?!」

「違うから。ねぇ、ママンは知ってるはずだよね?この人たち。……あ、入って来てー!」


開けっ放しの扉に向かって言い、私は雲雀さんと骸さんを呼ぶ。
すると、骸さんが先にお邪魔しますと紳士スマイルで入って来た。
それから雲雀さんも、ぺこっと頭を下げて小さくお邪魔しますと呟いて入って来る。

ひ、雲雀さんが……お邪魔しますって言った…!←
やっば…レアだよこれ……録音したかった…。


「あらー♪イケメンね!」


第一声がそれかママン!!
確かにイケメン面だけどさ!


「莎耶の友達か?」


不思議そうに聞くパパンに、まぁ普通そう思うよなぁとか思ってたら後ろから、あーッ!!という酷く耳障りな声がした。

うるさッ!
近所迷惑だよ亜実!!


「骸だー!!本物本物?!すっごーい!」


ドンッと骸さんにタックルをするマイシスターだが、小六といえどチビはチビ。

簡単に受け止めた骸さんは、亜実の頭を撫でながら、目線に合わせてしゃがみこんだ。
……40センチ差だもんね。

すごい身長差だよ…。


「莎耶の妹さんですか?」

「うん!土裡亜実です!」

「亜実ですか……。可愛らしい名前ですね」

「きゃー!骸好きー!」

「あらー、亜実が初対面の人にすぐなつくなんて珍しいわね」

「だって、骸だよ!?こっちは雲雀だよね!リボーン、ママンも知ってるでしょ〜」


リボーン?、と疑問符を浮かべるママンに、一番手っ取り早く伝わる単語を私は言う。

ママン変な覚え方したからな……。


「ほら、匣だよ匣」

「あー!匣ね匣。ゲームで何かと匣匣匣匣匣言ってたやつ!……って…そういえば登場人物に似ているような?」

「本人だよママン!私が好きって言ってた雲雀さんと、亜実が好きな骸さん!」

「思い出したわ〜……。あれね!キャラクターが存在してるなんてすごいわね」

「それで、この人たち住む場所ないからここにしばらく住まわせていい?」

「私はもちろん賛成よ♪ただ、パパンがねぇ……」


ママンが了解しても、最終的にはパパンの許可をもらわねば住むのは不可になる。

最後の難関……パパンは難しそうな顔をして唸っていた。
もしこれで断られたら、私の小遣いでなんとかできる範囲を考えないと……。


「……雲雀くんと六道くんだよね?」

「はい」

「…はい」

「帰るまでって、いつ頃までなのかな?」

「……詳しいことまでは我々も分かりませんが、恐らく数ヶ月かと…。
帰れるのが明日なのか一週間後なのか全く分からない状況でして…」

「……そうか。………まぁ、ママンが言うならいいだろう。ここにしばらく住みなさい」

「い、いいのパパン!?やった!雲雀さん、骸さん、よかったですね!」

「ありがとうございます…!」

「……お世話になります」

「自分家だと思って寛いでね〜♪ところで、銀髪はいないの?銀髪」


銀髪?と疑問符を浮かべる雲雀さんと骸さん。

そりゃそうだよね……。


「獄寺はいないよ」

「えー!私、獄寺も来てほしかったなぁー。銀髪〜……」


イケメン、ちょい悪風な銀髪くん獄寺がお気に入りらしいママンは、獄寺を銀髪と呼ぶ。

そこまで言うなら名前覚えようよ……。
ちなみに、リボーンを知るママンの友達の奥様方は、獄寺ファンが多い……。

ある奥様グループでは山本ファンが多いんだとか。


「働かざる者は食うべからずってことで、明日から何かしら家事手伝ってねvもちろん莎耶も♪」

「「「……は?」」」

「あら、何か文句でも?」


ギロリ、とした睨みに、私たち三人は思わずピシッと気を付けの姿勢になる。
ありません!、と口を揃えて答えれば、ママンはそう♪と満足そうに笑った。

……さ、さすが元ヤン…!!
さっきの睨みは怖かった…!!


「若く綺麗なお母様ですが、恐ろしいですね……」

「うん…。ママン、元ヤンだから……。中学時代は不良してたって…ちなみに学校の不良のトップ……」

「……へぇ…強いんだ…」

「喧嘩で勝ち得る前に、みんな友達になったら自然とトップにされたらしいけどね……」

「………」

「雲雀くんにはあり得ない上り詰め方ですね」

「まぁ、元ヤンって言ってもママンはパパンに逆らえないんだけどさ」

「あんな怖い人しかも元ヤンが逆らえないって君の父さん何者…?」

「え……、普通に会社の裏番みたいになってる平社員だけど…」

「(普通じゃないよねそれ……。しかも平社員で裏番的…?)」

「とりあえず話してけば分かるよ!我が家にようこそ雲雀さん、骸さん!これからよろしくね」

「はい、よろしくお願いします」

「………まぁ、一応よろしく」


今日から雲雀さんたちもマイファミリー入り!
更に楽しくなりそうな予感♪

さぁ、雲雀さんと骸さんもバ家族の一員だ!

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=あとがき=

若干、母・父・妹は私の家族と性格などを似させてあったりします。←
ちょこっとだけですけどね!
バ家族だからギャグになってくれるかなと思い!←

妹の身長のちっこさ、ママンの変な覚え方なども一緒だったりする←
ちなみに、ママンの仕事仲間兼友人な奥様たちの間で獄寺と山本が人気なのも事実…。
この前聞いてちょっとびっくりしたのです。
子供から伝え聞き、リボーンを知ったらしい奥様方はこう言ったそう…。

「山本の野球に熱心なところがええやんなぁ」
「獄寺かっこいいやんー。銀髪銀髪!」←(我が母上の言葉)

さすが奥様方。
見るところがなんかちょいとズレてる!(一名だけ←)

とりあえず、ここまで読んでくださってありがとうございました!
それではまたーっ

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