短編集

□薄桜鬼
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皆さん、どうもこんにちは!!

薄桜学園に通っている名無しさんです!!




今日は何の日か分かりますか?

分かりますよね!?
そう、今日は4月1日。
エイプリルフールです!!(笑)









「誰に話しかけてるのさ」


『五月蝿い、今忙しいんだよ』



「それのどこが忙しいのさ、暇人にしか見えないよ(笑)」


『あ〜………本当にあんたはムカつく


「ありがとう」


『褒めてねぇよ』


「なんか土方さんに似てきたね、なんかムカつく」


『……………さて、まず誰のところに行こうかな〜』

「無視とか良い度胸してるよね」


『じゃ、忙しいからじゃあね』














さあ〜て、誰のところに行こうかな〜?









「あれ?名無しさん?」


『千鶴〜!!私のかわいいかわいい千鶴!!』


ガバッと抱きついた名無しさん




「わっ!?」


いきなりのことで少しふらついた千鶴




『千鶴〜、私好きな人出来た!!』



名無しさんの言葉んを聞いた途端、顔色が悪くなった




『千鶴?どうした?』


すると、いきなり肩を掴まれた



「相手は誰!?私が知ってる人!?」



『え、いや、えっと〜………』


千鶴の気迫に圧倒される名無しさん




「名無しさんが他の人の事を…………」


ブツブツと人で呟いていた




あ〜…………どうしよう………本当の事言いづらいな





『………あの〜……千鶴?』



「でも、名無しさんが本当に好きなら………いや、でも…………」





……………あちゃ〜…………聞いちゃいね〜………





「お!千鶴に名無しさん!」


『平助だ〜!』


そこにやって来たのは平助だった



「ん?千鶴どうかしたのか?」


まだブツブツ言っている千鶴を見て、平助は不思議そうな顔をした




『あ、いや別に………』


「ふ〜ん………まあ、良いけどよ。あ、今日部活は早めに終わるらしいぜ!!」


『まじか!!やったね!!』


「あれ、平助君?いつの間に………」


『千鶴がブツブツ言ってるときに来たよ』


「え………ごめんなさい………。」



「いやいや、謝るなよ〜!!気にしてないからさ」



「ありがとう…………って、平助君!!!」



「お、おう?」


「名無しさんの好きな人って分かる?」



「は!?好きな人!?おい!名無しさん!!どーゆー事だよ!!!」




『…………あのさ…………今日は何の日か分かるよね?』



「「今日?」」



名無しさんの言葉にはてなが浮かぶ2人




『今日は何日だ〜?』



名無しさんが2人に問うたら2人とも考え込んだ



「今日って4月1日………だよね?」



「あぁ…………」



『なら、もう分かるよね?』

すると、やっと分かったみたいで、「「あぁ!!!」」と声をハモらせた




『今日はエイプリルフールで、嘘をついても良い日だよ〜』



「なんだよ!嘘かよ!びびらせんなよな!」


「そうだよ!びっくりしたんだから!」



『あ、うん、なんかごめん?』



何故か謝っている名無しさんだった








「つか、そのネタオレら以外に誰かに言ったのか?」


『いや〜。2人が初だよ〜』



「もしかして、他の奴らにも言うつもりか?」



『そうだよ〜』


「「………………」」



『何さ、黙り込んで』



「いや………」

「同じことを他の人にも言うの?」


『いや、違うネタでいくよ!』


「た、例えば……?」


『土方先生達には子供が出来たとでも言うよ(笑)』


「「(質が悪い!!)」」


名無しさんの言葉に心の中でツッコむ2人だった










『冗談はさておき……飲み物でも買ってこよっと』



そう言ってどこかへ行ってしまった



「じょ、冗談かよ……」

「心臓に悪いね……」

「あぁ…………」













『ん〜………暇だな〜』



一人寂しく飲み物を買いに向かう名無しさん





「お、名無しさんじゃねーか」


『あ、佐之先生に土方先生だ〜。なんか微妙な組み合わせだな、おい』



「口が悪りぃぞ名無しさん」


『土方先生に言われたくないです』



「あぁ"!?何だと!?」



『うわあ………怖い』


「まあまあ、落ち着けって土方さん」


佐之が土方を落ち着かせる



『あ、先生!』


「あ?」


「どうした?」

『実は私、子供出来ました』



「「ブフッ!!!!!??」」


名無しさんのいきなりの発言に吹き出した2人


『うわっ!!!汚なっ!!!』


「おまっ!!相手は誰だっ!!」
「名無しさん嘘じゃあねぇよな!?」


2人は焦りながら名無しさんに詰め寄った




『嘘に決まってんじゃん(笑)』



「「はあ!?」」


『今日って何の日でしょうか〜?』


「今日………?」

「今日って………なんかあったか?土方さん………」


「まったくわかんねぇ」


本当に分かっていない2人



『今日はエイプリルフールですよ〜(笑)』



「「………………………」」



『騙された時の反応が面白かったですよ(笑)』



それじゃ、と来た道を帰って行く名無しさん



すると、その後ろから叫び声が聞こえた




「名無しさん〜!!!!!











アハハ(笑)なんかごめんなさい(笑)

でも、騙されるほうが悪いよね?

















名無しさんに騙された人、約4人

いろんな意味で疲れた日になったことだろう(笑)









































剣道場にて

(沖田〜大好き!!!)

(ありがとう ボクは大嫌いかな)

((((おい〜!!!!!!何言ってんだ!!!))))

(……………沖田…………今日はエイプリルフールだってこと分かってる?)

(もちろん)

(…………私あんたのこと大嫌いです)

(え?何?大好き?ありがとう)











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