捧げ物

□ぬらりひょんの孫
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    どっちがいい?













事は数時間前である・・・・。




雪女「名無しさん様〜!!どこですか〜?」

雪女は、屋敷内を走りまわっていた



首無「雪女?なにしてるんだい?」

ちょうどそこに首無が通りかかった



雪女「あぁ!首無!名無しさん様を見ていない!?」


首無「確か・・・若と庭のほうに居たと・・・・・って・・・アレ?」


雪女はいつの間にか居なくなっていた。

多分、庭と首無が言った瞬間に、庭にむかったのだろう








一方名無しさんはというと・・・・








名無しさん「・・・・・ね・・・ねぇ、リクオ・・・・?」


リクオ「ん?」


名無しさん「ん?じゃなくて・・・離して」

リクオは夜の姿になっていて、ずっと名無しさんに抱きついていた。



リクオ「いいじゃねーか」

一向に離す気のないリクオに、ハァ・・・とため息を吐いた。


ドタバタドタバタ!!



廊下を勢いよく走ってくる音が聞こえた。



雪女「名無しさん様!!やっと見つけましたよ!!」


いきなり”見つけましたよ”なんて言うから何かしでかしてしまったのかとリクオは名無しさんを見た。



名無しさん「どうしたの?雪女」



名無しさんがそう聞くと・・・・


雪女「名無しさん様!今日こそは私と寝てください!!」



・・・・・・・・。



名無しさん「え?」

これはまた、びっくりする発言をした雪女


リクオはそのことを聞いて、少し不機嫌そうな顔をした。





名無しさん「なんでまた・・・・私なの?」


雪女「私だって名無しさん様が大好きです。なので、一緒に眠りたいと思ったのです!」




ガッツポーズを決める雪女





それをリクオが許可するはずもない



リクオ「雪女・・・・他を当たれ・・・・こいつぁ・・・オレと寝るんだ」



雪女「何ですって〜!?」


名無しさん「・・・・・あのね〜・・・私の意見を聞いてくれる?」


リクオ「無理。」



名無しさん「嫌々・・・聞こうよ!」


雪女「名無しさん様は私と寝るんです!リクオ様とは寝ません!ね?名無しさん様〜!」



ギューっと名無しさんの腕に引っ付く雪女


それに怒ったリクオは、名無しさんと雪女を剥がし、自分の方に引き寄せた。




リクオ「だから、こいつはオレと寝るんだ。さっさと諦めて自分の部屋に帰りな」





シッシッっと犬を扱うように、手で雪女にあっちへ行けと指示を出す。




雪女「(ムカ〜!!)リクオ様の〜・・・・バカ〜!!!」






雪女は叫びながらも、名無しさんの腕を引っ張った。





名無しさん「ちょ、イタッ!」


痛がる名無しさんを気にしてリクオが雪女に引っ張るのをやめさせようと声をかけた。



リクオ「おい。雪女。名無しさんが痛がってんだろ。やめろ」



それでもやめない雪女にとうとう頭にきたリクオは、雪女と同じように名無しさんの腕を雪女とは反対方向に引っ張った。







名無しさん「ちょ、マジで痛いから!ほんと、痛いんだって!」




それでもやめない二人に名無しさんも頭にきたのか、キレた。






名無しさん「だから、痛いって言ってるでしょうが!!いい加減にしなさい!もう二度と一緒になんて寝ないからね!」




そう言って、さっさとどこかへ行ってしまった。







二人「「・・・・・」」






二人は顔を見合わせ、急いで名無しさんの後を追った。






雪女「名無しさん様〜!先ほどはすみませんでした!」



リクオ「オレも悪かった。」





ドタバタと廊下を走りながら謝る二人・・・。







名無しさん「知らない!もー知らない!だから追いかけてくるな!!」



凄い勢いで二人から逃げる名無しさん。




雪女「なら、一緒に寝てください!!」


リクオ「雪女。あいつはオレと寝るんだよ!」





また言い合いをしながら名無しさんを追いかけるリクオと雪女





ちょうど、通りかかった首無は名無しさんを見てこう言った。



首無「・・・・モテますね・・・お嬢」




それを聞いた名無しさんは・・・・





名無しさん「そんなことを言ってないで・・・助けろ〜!!」



と、叫びながら首無の前を通りすぎていった。


















































































     おまけ


リクオ(いい加減逃げるのをやめろ!)

雪女(そうですよ!諦めてください!)

名無しさん(テメーらが諦めろ!!)
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