番外編
□帰り道は気をつけろ
1ページ/1ページ
「ハァ…………まさかこんな時間までかかるとは………………」
今は夜の8時半
友達と近くのファミレスでご飯を食べながら話をしていた
「…………なんか異様に暗いな………………」
(眠いしさっさと帰ろ)と歩くスピードを速くした
そんなとき、急に寒気が美月を襲った
「な、何………………?」
後ろを向くと、見たことの無い妖が目をギラギラさせ、こちらを見ている
すると、こちらに向かってきたのだ
「っ!?き、気持ち悪っ!!」
びっくりした美月は走り出した
角を曲ったは良いがそこは行き止まりになっていたのだ
そして美月にとって絶体絶命のピンチ
「や、やばっ!?」
そう言って目を閉じたの同時に''ザシュ''という音と『ギャアァァァァ━!!』痛々しい悲鳴が聞こえた
「大丈夫か?」
聞き覚えのある低い声
その声を聞いた瞬間顔を上げた
「……………………大丈夫じゃない!!」
「おめぇな……………………それより、式神はどうした?」
青年に言われ、ハッと思い出した
「あ……………………家に忘れてきた……………………」
すると、青年は呆れたように溜息を吐いた
「式神の意味ねーだろ」
「リクオ煩いよ。年上をからかうんじゃない!!髪の毛抜くよ」
リクオと呼ばれた青年は美月より年下らしい
「なんでだよ。別にからかってねぇよ。しかも髪の毛抜いてやるって女が言うセリフじゃねぇだろ」
「黙らっしゃい」
「たくっ………………おい、さっさと帰るぞ」
「(シカトした……………………)」
そう言って自分の手を差し出したリクオ
「妖怪の姿になると本当生意気だしタラシだし………………心配だわ」
文句と心配事を言いながらリクオの手をとった
そして闇へと姿を消した
おまけ
「側近の奴らはどうした?」
「え?あぁその手があったか!!」
自分の側近達の事も忘れていた
美月
(主!!側近の意味がないですよ!!)
いかがでしたか?
なんか少し書き直したり付け足したりしました!!
感想、誤字などあれば御手数ですが報告お願いします!!