きゅうじょにっき。

□第3話
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ふわふわ。


またあの夢。







サーナイト、私は貴方の求める人じゃないよ。




うまく声は聞き取れない。輪郭もはっきりしない。彩色もばらばら。


貴方はだれ?







ん?



「ゆれ、ゆれてる…?」





私の意識は一気に浮上した。















今日は珍しくミズゴロウがいない。早起きだぜやっふぅ!

『あの〜……もし?』



「え?」

『もしもし?あの〜すみれさん……ですよね?』


もしかしてポケギアとかでも近くに落ちてるのか?
え?馬路?私アレほしかったんだよね〜!!


目を輝かせながらあたりをきょろきょろするがそんなハイテクな近代ものどこにもない。

『……あ、もしかして姿が見えない?これはどうも失礼しました!』


姿見せるの忘れるって…。土の中から外の様子が見えますよ〜みたいな?
あは、目線で気付けよ←人のこと言えない

「わー、ダグトリオだー。」

最近3匹で進化するポケモン多いなぁ。
私たちは自己紹介をして本題に入った。

「実は昨日の夜地震があったあと、私たちの子供のディグダが襲われまして…」

「この流れでは、揺れ衣を着せられたって所かな?」

「そう、そうなんです!私たちの子供のディグダが高い山の頂上に連れ去られたんです」

つかディグダは別に夜行性じゃないんだから普通に考えてないでしょ。


「そんなとこ私たちはとても登って行けないし…」

「よっし、任せなさい!」

ぽむ。と胸を叩く。よい子の皆は、真似しちゃだめだぞ☆

「宇宙に一つしかないもの…エフッエフ。ジェッターズが必ずディグダちゃんを取り返して見せます!」

「! 流石すみれさん!」

「ボクも付いていくので、安心して下さい」


いつの間にか会話に参加していたミズゴロウも任せろ、と言い切った。

「有難う御座います!!
ディグダをさらったのはエアームドというポケモンです。とても凶悪なやつです」

つかあれ♀だよね?
凶悪とか言ったらだめよ、特に乙女に対して。


「場所はハガネ山です。気をつけて下さい」




私たちは早速リンゴをかじりながらハガネ山へ向かった。

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