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□迷う心
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「島だ〜〜〜〜〜!!!!」


ルフィの叫び声で一気にみんなが騒ぎ出す


「ロビン!久しぶりにたくさん買い物できるわね!」

「ええ、そうね。買いだめしちゃいましょう」

「ゾロさ〜ん!一緒に剣を見に行きませんか?」

「あぁ、いいぜ」

「チョッパー!探検しにいくぞ〜!!!」

「おう!探検だ〜!!エッエッエッ」

「フランキーはどうするの?」

「サニー号、直したい所があんだ。ついでに船番しとくぜ!」

「そお?ありがと、お願いね!」

「コックさんと長鼻君はどうするのかしら?」


俺は何しようかなー?

あ、そう言えばこの間火炎星の材料が無くなったんだっけ…

それ買いに行こうかなぁ


「俺は買い出し行くんでコイツに荷物持ちさせます」


え!!俺の意見は!?


「いいよな?ウソップ…」

「……はい」


結局、俺に拒否権なんか無いんだ…泣

でも、正直いうとサンジに振り回されるの嫌いじゃない

好きなヤツと一緒にいれる時間、誰だって嫌いじゃないだろ?


そう、俺サンジが好きなんだ


でも絶対言わねぇ


サンジは誰が見たって女好きだ

そうでなくても、男から想われるなんて気持ちの良いもんじゃない



アイツはああ見えて優しい奴だから、俺が気持ちを伝えても今まで通り接しようとすると思う


でも、嫌なんだそんなの


どこか溝ができたまま、アイツに気を使わせ続ける位だったら、俺は自分の気持ちに気付かないふりをしよう


この気持ちに蓋をしよう


そう決めたんだ




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