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□あと少し
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天気のいい、絶好の昼寝日和



「…それでなっ!勇敢な俺様は恐れを知らず、その巨大な蛇の中に入っていったんだ!!!」

「うお〜!!!すげぇ、ウソップ!!」

「勇敢だな!ウソップ!」



俺は、いつものようにウソップの法螺話を聞きながら寝たふりをする


だけど、実際話なんてこれっぽっちも聞いていない


男にしては少し高めの声を盗み聞きし、

くるくる変わる表情を、薄目で盗み見て楽しむ



ウソップが好きだと気付いた時からの俺の日課だ



やべ…

つい、口元が緩んじまう


見られてねェよな…?



しばらくするとうるせェクソコックの声が聞こえた


まぁ、無視しときゃいいだろ

多分チョッパーあたりが運んできてくれる


なんて考えていると

ウソップの気配がゆっくり近付いてくる


まさか…

起こしてくれんのか?


じっと寝たふりを決め込んでいると、小さい声が聞こえた



「ぞ…ぞろー?」


やべ…

可愛い


なんて考えていると


キッチンに向かって行っちまった


あーあ

起きれば良かったなァ




ウソップが戻ってくるまでもうひと眠りするか




俺の意識は、段々と気持ちのいい日差しの中に微睡んでいった




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