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□いつでも
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最初に言っておくが、俺は女性が大好きだ


え?知ってるって?


そうなんだよ

周りからも公認の女尊男非だったはずだ

ばずなんだよ…


まさか…この俺が、男を好きになるなんて…


一生の不覚ッ!!



しかも、相手はあのウソップだ


ガキで、嘘吐きで、特別美人な訳でもねェ…と言うより不細工だ

何時もギャーギャーうるせェし、すぐ泣くし…




でも…


全部、可愛いと思っちまうのは

惚れた弱みってヤツか




「サンジおかわり〜!!!」

「ん?あ…おう」



やべ…

考え込み過ぎた…


ルフィのでかい声で現実に引き戻された



ん?

何か視線感じる

誰だ?


「!!」

「!!」


ウソップがこっちを見ていた

目ェ合っちまった…

って、俺はどこの女子中学生だよιι



でも…何でこっち見てたんだ?





















ふぅ〜

明日の仕込み終わり〜



じゃ、見張りに夜食届けるか


今日は誰だ?





チッ

クソ毬藻じゃねェか


あーあ

ウソップだったらなァ…




「おい藻、夜食だ」

「ん…」

「……」

「……」


「行かねェのか」

「別に、お前と話したいとか寒い理由じゃねェからな!」

「へーへー」

「……」

「‥テメェ…いい加減、はっきりしろ」

「あ?何が…」

「‥ウソップ…」

「!!」

「‥いい加減、くっつけ…見てるこっちがイラつく」

「ッ‥んな簡単に…!」


今まで隠し通してきた気持ちをコイツに簡単に見破られて、頭に血が上ったその時だった



「麦わら〜!!!覚悟しろォォ!!」



「!!」

「!!」




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