オペラ座の怪人

□エリックの憂鬱
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「エリたん・・・唐突ですが頼みがあります・・・」

いつになく真剣な顔をして話を切り出した私

「なんだね。名無しさんの言うことだ。ロクな事ではないだろう。」
「違う!違うんだよエリたん!今回は真剣なんだよ!!今回はっていうか毎回真剣だけどさ!」
「そうか。毎回真剣な顔で頭のおかしなことを言っているのだな。」
「違うよ!それはエリたんへの愛ゆえにだよ!・・・って違うよ!!ほんとに頼みがあるの!」
「言ってみたまえ。聞いてやらんでもない」

その言葉に目を光らせる名無しさん

「ほんとだね!?その言葉に二言はないね!?」
「あっあぁ・・・(なんだか嫌な予感しかしないのだが・・・)」
「あのね・・・」
言葉を濁らせる名無しさん
それに若干イライラしながらも名無しさんが本題を話すのを待つエリック
「エリックの愛用してるパンツが欲しいの!!」


「は?・・・」

「出来れば洗濯してないやつ!!!
 それをあたしはhshsするかr・・・家宝にするから!!」

驚き固まるエリックを尻目に話を続ける名無しさん

「ちょっと待て。今お前はなんと言った?」
「だーかーらーエリたんのパンツが欲しいの!!」
声を大にして言う名無しさん

「貴様とうとう脳みそが腐り果てたか」
「だってさ!エリたんいっつもクリスティーヌのレッスンばっか行ってかまってくれないじゃん・・・」

若干涙目になる名無しさんをみて多少の罪悪感がわくが、
なぜ先ほどの言葉が出てくるのかがわからない
けれど愛する人を悲しませているのも事実
パンツ一枚ぐらいならと思えてしまうエリック←おい

「パンツぐらいいいじゃん!はよ!ほら!!」
「わっわかった・・・少し待っていたまえ」
エリックは名無しさんの押しの強さにとうとう折れてしまった
「わっ私のパンツだ・・・」
「エリたんのパンツキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!」
そう叫と自室に猛ダッシュで戻っていった名無しさん
そこで我に返ったエリック

あぁ私はなんてことをしてしまったんだ!
あの変態に私の・・・
あぁ私はなんて愚かなんだろう・・・


そんな事を思いつつ毎回名無しさんの押しに負けてしまうエリックなのでしたー
ちゃんちゃんw

「管理人よ・・・覚えていろ・・・」

END
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