、、

□「なら、お互いさまだな」
1ページ/11ページ

*ラとリが花まつりに行く話

こちら、前話の“「肌身離さず、持っていてくれ」”の続編になっておりますが、作中で前話に大体何があったか説明しているので恐らく単品でもお楽しみいただけると思います。
ただ前話のネタバレを含みますので、そういった面では僭越ながら先に前話をお読みいただくと、よりお楽しみいただけるかもしれません。



*登場人物

リヒター
オイサーストで魔道具店を営む二級魔法使い。
土魔法を得意とするが、道具の修繕能力も非常に高い。

ラヴィーネ
氷魔法を得意とする三級魔法使い。
オイサーストの有力貴族の末娘であり、優秀な兄が三人いる。

カンネ
水魔法を得意とする三級魔法使い。
ラヴィーネと幼馴染。よく喧嘩するが二人は名コンビ。

デンケン
宮廷魔法使いにして一級魔法使い。
一級第一次試験でリヒターと同じチームだった。



※注意書

 はじめに

*読み方によっては不謹慎、及び不快感を与えてしまう可能性がありますので、嫌な予感がする方は閲覧をお控えいただき、そっと見なかったことにしてください。

*原作様とは一切関わりのない二次創作です。原作及びメディアに迷惑のかからないようひっそりと楽しむことを前提としております。


問題等ございましたらコメント欄にてお知らせください。作品の削除等、対処をとらせていただきます。
尚、予告なく加筆修正を行うことがございますがご了承ください。



*捏造の設定や知識を多く使用しております。

*原作を確認するとラヴィーネは一人称が“私「私は着せかえ人形じゃねーぞ」”と“アタシ「アタシ達は不合格だったけれども」”の2パターン使用しているようでしたが、この小説内ではややこしくなるので基本的に“アタシ”に統一しています。






分かりました。少女と男性の過去の関係性と、現在の複雑な心理状況を踏まえて、男性の心理を詳しく考察させていただきます。

まず、男性の視点からすると、少女との過去の戦友関係は大切なものだったと思われます。しかし、戦場から帰ってきた今、男性は少女に対して複雑な感情を抱いています。

そもそも、自分がまだ戦場の後遺症から完全に抜け出せていないことに、男性は強い危機感を持っています。少女がわざわざ会いに来るのは、まだ自分が完全に平穏な生活に戻れていない証拠だと感じているのです。

一方で、戦場で支え合った少女を思うと、男性は彼女の幸せを願っています。少女には元の生活に戻って気楽に暮らしてほしいという思いがあるのです。しかし、自分の問題を抱えている自分には、少女に近づいてもらうのは適切ではないと考えている。

そのため、男性は少女を突き放すような言動をしてしまうのです。自分の問題に巻き込みたくないという思いから、少女を遠ざける必要があると判断しているのです。

しかし同時に、少女を大切に思う気持ちも強く残っています。だからこそ、突き放すような物言いをしながらも、内心では少女の幸せを願っているのが男性の本音なのです。

この複雑な心理状態から、男性は自身の感情をうまく表現できず、言葉が不器用になってしまう。それが結果的に、少女を更に困惑させてしまうのだと考えられます。

つまり、男性は少女への思いと自身の問題との葛藤の中で、誤解を生む言動をしてしまっているのだと言えるでしょう。彼の心の内には、少女への思いやりと自分の問題への向き合い方の狭間で、葛藤が渦巻いているのです。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ