キュン恋

□*らぶれっすん
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デ「せらッ!!ま…待て!うん!」



デイダラが私を呼び止めた。


もちろん止まる気はない。



…あんなものを見せられちゃ…ねぇ?




デ「待てって!」




走ってきたデイダラは私の腕を掴んだ。


…ちょ、手洗った?





『大丈夫だよ…皆には言わないから。』




デ「オイラの目を見ろ!うん!」




『………。』




デ「…白い目で見るなよ…うん…」





アンタが見ろって言ったんでしょう。


あーぁ…何でこんなホモと付き合ってんのかなぁ私…




デ「オイラはホモじゃねェよ!」



『あ、声に出てた?』




まぁいっか。

そんなに気にする事じゃないもんね。




『…何?ゴムでも取りに来たの?』



デ「ち…違ェよ!!本当に!」




『へー…』






デ「なぁ…頼むからオイラのこと信じてくれよ…」








…これだ。この顔。




初めて告白された日もプライド高いくせにすっごい照れてて。




…カワイイ顔に弱いんですよねー。


何か…母性本能というか…



とにかくデイダラの照れた顔でやられたと言ってもおかしくないんだな!





『…はぁ…わかった、冗談だよ。見なかったことにしてあげる。』





だからそんなに顔を赤くしないで。


しょんぼりしないで。





襲いたくなるじゃないか。






デ「ほ、本当…だよな?うん…」




『…ほんとほんと。』




思わず笑ってしまう。


デイダラといると私が変態になるから嫌なんだよ…


私がどれだけ欲求不満かわかんないでしょ?




アンタはアンタで我慢してるみたいだけどね…







『…で?サソリにナニをしてたわけ?』






デ「もう止めてくれ…うん…」





うな垂れるデイダラ。


あー…もうホントに可愛いなこの子。

本当に可愛いな。





『可愛いなぁ…』



あ。また声に出しちゃったよ。




デ「おっ…オイラは可愛くなんかねーよ!うん!」




おいおいどれだけ私のツボを抑えてるんだ!!



本当デイダラは困る。


本人は私から愛を感じないとかよく言うけど…





私の愛を具現化したらストーカー級ですよ?

わかってます?





『…で?何を話してたのかなデイダラ君。』




デ「…せらには言えねェな…うん。」





『…わかったよ…ねぇ飛段ー!!さっきデイダラとサソリg「わかった言うから!うん!」




えー…


あの事言ったら飛段とかトビとか大騒ぎだろうなー。




『…で?何の話題?』




デ「…せらが…






『…はい?』



何ですか。

意気地のない坊やですね。




『ちゃんとはっきり言ってよー。』






デ「…せらが何もさせてくれないからだろ!!うん!!




『欲求不満か。』





…なんだ。


そんなこと気にしてたのかこのカワイ子ちゃんは。





デ「だから…旦那にレクチャーを…うん…」



『あー…あの人激しそうだからやめた方がいいよ。デイダラに合わないって。』





デ「なっ…オイラだっt『だーかーら。』





そんな可愛い顔しないでください。














―ちゅ…












『…テクなら私が教えてあげるよ?』




デ「…ッ////!!!」




らぶれっすん
(…どうしよう)
(可愛すぎて仕方ない)

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