キュン恋

□*可愛いじゃないか
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せらが注射器を刺すと飛段は倒れた。




サ「…死んだのか?」




『…まさか。ただの睡眠薬です。…死なないですからね。』







あの日、せらから告白を受けた俺は呆気に取られたが我に返って即okした。



後から聞いたが…




デイダラからヒルコを壊すように言われてたらしい。




…あの野郎……



直すのに何日かかったかたわかんねェ。



代わりにデイダラは半殺しにした。

せらには何にもするわけねェ。




…飛段の野郎は後で死ぬより辛い苦しみを与えてやるか…ククッ。






『そ…それよりサソリさん…今日はヒルコなんですね…』




サ「…これから任務だ。」





『そうなんですか…』






…またか。



せらは俺がヒルコに入ると急に部下の口調になる。



…いい加減ヒルコにも慣れてくれ…





『で、では頑張って下さい!』




サ「あぁ…行ってくる…。」





だが…前より笑顔が増えたな。




いつもはこんなこと思わねェが…


せらは特別だな…







デ「あ、旦那…なんだよさっきの…うん。」






せらと別れるとすぐそこにデイダラが待ってた。




サ「…何がだ?」




デ「急に“せらに呼ばれた…”とか言って行っちまうしよォ…うん。」



サ「…いいだろ別に。」




デ「いいけどな…うん。」





任務なんかよりせらの方が大切なんだよ。



…早く終わらせるとするか。





デ「そーいや旦那ァ…」



サ「…何だ。」





デ「せらとはどこまでいったんだ?うん?」




サ「……てめェには関係ねェだろ。」



デ「教えておくれよー。うん。」


サ「うるせェよ…!」




デ「ははーん…ムキになるってことは…何もねェんだな?うん」





サ「…………」



デ「え……まじかよ…」





サ「…だったら悪いか。」




デ「だって…旦那だろ?!」


サ「俺だったら何だ。」




デ「旦那って言ったら…次の日はもうキスとかその他モロモロ終了して…2日目はもうベッドイン?うん。」



サ「殺すぞ。」





俺はそんなイメージか?

否定はしねェが…←



せら相手にありえねェな。





デ「じょ、冗談だからよ…うん。ま、せらの前でヒルコは止めた方がいいと思うぞ。」



サ「んなこたァわかってんだよ。」




デ「アイツ…旦那の事最初すっげェ怖がってたからなァ…うん。」




サ「…知ってる。」




と言うか、今もそうだ。




ヒルコの時に会うと…怯えやがる。


本体の時は可愛いのによォ?





デ「ま、逆にヒルコがタイプじゃなくてよかったな旦那!うん!」




サ「…そんな女なら惚れてねェよ。」





…ヒルコがタイプの奴っていんのか?




□□□□□□□□□□□□



『おかえりなさい!サソリさん、デイダラ先輩!』



任務も終わって帰るとせらがいた。



デ「おう。」



サ「…せら、後で俺の部屋に来い。」





『え…は、はい。』





デ「旦那…」




何故かデイダラが白い目で俺を見てきた。




サ「…何もしねェよ。死ね。」



デ「…へェー……」





アジトに帰ったのだからヒルコから出る。


…すぐそこにせらもいるしな。




デ「…あれ?旦那がココで出るなんて珍しいな…」





『さ…サソリさんッ!後で部屋なら今でもいいじゃないですか。一緒に行きましょう?』





わかりやすく目がハートになったせら。



お前…そんなに俺に惚れてんのか。





『ほ…惚れてるだなんて…そ、その…///』




…声に出ていたようだ。



チッ…可愛いじゃねェか。





サ「じゃあ行くか。おいデイダラ。お前コレ後で俺のとこ持って来い。」




デ「コレって…ヒルコか?!自分で持ってけよ!!」






『じゃあ私が持ってきますね!』






…は?




サ「…なら俺が持っていく。」



『いえいえ、お疲れでしょう?サソリさん小っちゃいんだから無理しないでください♪』





…馬鹿にしんのか?!





デ「プッ…旦那オイラより小っちゃいもんな…うん。」







デイダラ殺す。







サ「…あのな……俺傀儡使って忘れてねェか?」





『あ…そうですよね。考えてみれば。』




デ「旦那は小っちゃいからチャクラ糸ないと運べないんだろ?うん?」




…決めた。



デイダラには後で三代目くらわせてやる。




今はせらと2人になりてェから我慢するとするか…ククッ…
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