猫の飼い方

□02,飼われてみよう!
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『………』




あれからフラフラと、何とか立ち直ったせらはあてもなく歩いた。




『…なぜだ。…なぜだぁぁぁぁぁぁ!!!!』





突然涙が出てきた。


素直に人間に戻りたいと思った。




『しかもどこだココはぁ…』




ため息まじり。


しばらくすると森を抜けて広い場所に出た。



『…ん?』






せらの場所から数メートル離れた場所…


小屋が見えた。







『…あ、…うん。行こう。』




れっつポジティブシンキング。


とりあえず行って見ることにした。





『……でけーな、オイ。』




近くに行ってみると…


小屋と言うより、家だった。





しかし、猫になってしまったからには扉は開けられない。


どうしよう。




『…にゃ。』





しょうがないので誰かが来るまで待つことにした。



さすがに寝るほど無神経じゃない。





〜3時間後〜



『……遅。』






未だに誰も来なかった。



暇になっていたせらは木登りの練習をしていた。




『わ、やべ。結構上れる。』





飽きるまでずっと上っていた。



どうやら猫バージョンは疲れないらしい。


何回やっても息切れもしないし、足も大丈夫だった。








『…はぁぁぁ…』







もしかしたら誰もいないのか?



まさかの2話目で連載終了?



いくら飽きっぽい管理人でもそれは…ないだろ。





『…寝るか。』




寝てる間に何か管理人がイベントをすることを期待。
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