猫の飼い方

□06,お礼をしよう!
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小「せらも女の子なんだし…必需品ぐらいそろえないとよね…」




皆でお茶を飲んでくつろいでいる時。


小南が相談しだした。


その言葉にせらと角都が反応する。





『そっか…(すっごい角都コッチ見てるんだけど。怖いんだけど。)』







角「…いくらだ。」





『え?』




角「…いくら必要だと聞いている。」




唐突な質問。


角都はせらの隣に座っているため角都からの視線をひしひしと感じる。



『…あー…私、自分で稼ぐからさ!』



苦笑いを返しながらせらが提案した。


その言葉に今度は変態’Sが反応する。






ぺ「せらが働いたら確実にセクハラされるから却下!!」



イ「お前の足を他の奴等に見せるなど…ナンセンス。」



サ「そう言い出す奴はすぐ非行にはしっちまうから駄目だ。」



ト「せらさんが一発ヤらせてくれるなら100万くらい出しますねー。」



飛「ゲハハハァッ!俺は500万出すぜェ!」






『黙れお前等。』








デ「特にトビと飛段な。うん。(あっぶね。せらに嫌われるとこだったか…うん)」



小「塵に等しい。」





ゼ「デモドコデ働クツモリダ?」
 


鬼「確かにせらさん1人は危険ですね…」





それぞれ悩み始めるメンバー。


それまで角都は黙っていたが…決断したのか、顔を上げた。





角「…経費は暁から出してやる。」






『…え?い、いいの?』





その言葉にはメンバー全員が驚いた。


本人のせらは目を見開いて角都を見た。





角「条件付だがな…」




『ありがとう角都ッ!!!』




角「……ふん。」






飛「おいおい角都ゥ、照れんなよォ!」




角「黙れ死ね飛段。」



飛「酷くねェか?




せらにお礼を言われて照れたのか、俯く角都。

せらは気づいていないが。





『それで条件って?』




角「今日中に全員ノルマ1人だ。」





そう言うと角都はバサッ、とテーブルにホチキスで止めてある紙束を出した。




『何これ…』






角「この近くで目撃情報のあった奴等だ。」





紙にはそれぞれ写真と様々な情報が書かれていた。

その上にはそれぞれ数字が入っている。




ぺ「…え?全員て…」



サ「せらにやらせるつもりか?ふざけんな。」





角「せらに買い物をさせてやりたいのなら1人ずつ今日中に行って来い。」




『え…』





つまり。


せらの代わりに稼いで来いということ。


その提案にせらは慌てた。




『わ…悪いy「いいわねソレ。行ってくるわねせら。」ちょ、え?!』





気づいた時には隣に座っていたはずの小南が消えていた。


そしてテーブルの上のリストには1枚を破いた形跡が。





デ「オイラものったぜ。うん。じゃあな、せら。」




ト「あ、先輩待ってくださいよー。」




サ「すぐ帰るからな、せら。」






芸術コンビ+トビも適当に紙を破って外へ。


その様子に呆気にとられたせら。





『角都ぅ…んな勝手に…』




角「買うものを決めておけ。なるべく安く済むようにな。」



飛「帰ってきたら俺とヤろうz「行くぞ馬鹿が。」いてェよ角都ゥ!!」





『は…?角都も行くのか…』





言い出した本人も飛段を引きずって出て行ってしまった。



しかも髪の毛鷲掴みで。





イ「必ず一番に戻ってくるからな…」



鬼「では、いい子にしてるんですよせらさん。」



イ「鮫死ね。」




鬼「理不尽すぎます!」





動物コンビも出発。


イタチは団子をくわえながら行ってしまった。





ぺ「皆いつもよりやる気だな…じゃあねせら☆俺も小南追いかけなきゃ!」




ペインは小南を1人で行かせて焦ってるのか、紙を破かずそのまま持っていってしまった。


そう、最後に残っていたゼツの分も持っていってしまったのだ。







ゼ「…俺ハ?」







『…リーダーがやってくれるよ。きっと。』





ゼ「じゃあせらと一緒に留守番してようかな。」
 「今カラジャ、リーダー二追イツカナイカラナ。」




そんな流れで皆の帰りを待つせら&ゼツ。
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