猫の飼い方

□08,木の葉へ行こう!
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『ありがとう小南!』




シャワーを浴びてすっきりしたせら。


所々廊下に血が飛び散っていたのはシカトした。




そして、小南から借りたものを着てリビング到着。



そこには何事もなかったようなメンバーがいた。




血だらけで倒れている飛段を除いて。







『(犯人はコイツか…)』






小「いえ…それよりせら…」






優雅にコーヒーを飲んでいた小南はせらに視線を向けた。




どこか変だったか、とせらは不安になる。








『…何か変、かな…』








小「そんなことないわ。寧ろ可愛い。」




にっこりと微笑む小南。


その笑顔に何だか照れるせら。





『はは…ありがと……』






で、その光景に鼻血を出しそうなメンバー達。(まとも組除く)





鬼「せらさん、朝食ですよ。」




『あ、うん。』






鬼鮫に呼ばれ、テーブルに座る。




多分他のメンバーはもう済ませたのだろう。

それぞれリビングに広がっていた。




『いただきまーす。』





きちんと言ってから手をつける。



すると横にイタチが座った。




イ「鬼鮫、団子を用意しろ。」





鬼「はいはい。」







『…今日は皆任務ないの?』




イ「…あぁ。」





横でお茶を飲むイタチ。



横から見れば普通にかっこいいのだ。

それはせらにもわかっていた。




いつもの変態発言がなければ。(+ブラコン)






『へー…』





イ「やる事がないなら付き合ってやろう。」





『や、私今日は買い物行ってくるね。』







その言葉でメンバーのほとんどがテーブルに集まった。



サ「…1人で行く気か?」




『え、もちろん。』




ぺ「駄目だ。」




『なんでよ…』





いつになく真剣(っぽい)メンバー。



その顔に思わず引きつるせら。




しかもいつのまにか飛段が復活していた。






飛「ナンパにからまれるぜェ?」



『飛段じゃないんだから。』





ト「…どこ行くんスか?」





『えー…っとね…』






詳しく行き先を決めていないせら。




―…買い物…っていうか…

 …あぁ!!!!!!いい機会じゃん!!!!






『木の葉!!絶対木の葉!!』





本当は砂も捨てがたかったが今度行く事にした。


メンバーは一瞬反対しようとしたがあまりにもせらの目がキラキラしているので止めなかった。






イ「…木の葉なら俺が案内してやるが…」





『え?あー…お願い!今回ばっかりは1人で行かせて!!』





きっとメンバーと一緒に行ったらトキメキの時間を邪魔される。


その前に自分の命があぶなくなるかもしれない。





デ「…でも危険じゃねーか?うん…」




ぺ「…俺達との関係がばれたら拷問は確実だな。」








『あのね、私だけならどこからどう見ても一般ピープルなんだから。』







小「…それもそうね……」




サ「おい許すのか?…せらになにかあったらどうすんだよ。」






多少過保護でも心配さえれば嬉しいせら。



でも今回ばかりは譲らなかった。




『お願い!…今回だけでいいから……』
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