猫の飼い方

□12,枕投げしよう!
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『はぁー…いい湯でしたー…』




せら達がお風呂から出たのは予定の時間を若干過ぎた頃だった。




小「…ペイン達はもう出てるかしら。」



『きっと出てるよー。』





せらと小南は浴衣に着替えて部屋に向かった。



カードキーを使うと、そこには角都しかいなかった。






『あれ?皆は?』





角「…卓球だ。」





小「…じゃあ私達も行きましょうせら。」





『うん。行こうよ、角都。』





角「…あぁ。」






せらと小南の為に部屋で待っててくれた角都。



そのことにせらはちゃんと気づいていてお礼を言って卓球場に向かった。






〜卓球場〜






飛「だぁーッ!!んで勝てねェんだよ!!」





イ「まだまだ甘いな…」






深夜なのでもちろん人はいない。



対戦中なのはイタチと飛段だった。




『おぉーやってるねー。』





スコアを見ると、7対0。



その横には白紙の紙にそれぞれメンバーの名前と勝敗が書かれていた。






ペイン  2勝 4敗


サソリ  4勝 2敗


デイダラ 3勝 3敗


トビ   6勝 0敗


イタチ  5勝 1敗


飛段   0勝 6敗


鬼鮫   1勝 5敗






『うっわ…』




デ「あぁそれ1回戦のな、うん。」




ト「俺が1番なんスよせらさーん!!」




デ「てめェ調子乗んなよトビ!!」










『(マダラ様が卓球って…)』








ト「…ん?なんスかー?」




『…なんでもございません。』





そこでせらは壁の中のゼツに気づいた。





『…ゼツはやらないの?』





ゼ「観戦中。」





せらはゼツが卓球をしている姿を想像して笑いをこらえた。



そこに飛段が。





飛「せらもやろうぜェ!!」




角「…相手を変えても結果は同じだ飛段。」




飛「うるせェなァ…」





飛段がふて腐れたように目をそらした。




『や、私は見てる。…ゴメン、眠いし。』





時間は真夜中…というより



もう明け方に近かった。






ぺ「そうだな…そろそろ部屋に戻るぞ。」





『え?!いいよ、やってなよ。私だけ戻るから!』





小「駄目よ。襲われるわ。」






『(だ、誰によ…)』





小南が真剣に言うのでせらの顔が引きつった。




デ「まぁ明日もできるしいーんじゃねー?うん。」





サ「ククッ…100年たってもお前は俺に勝てねェな。」




デ「…いつかは旦那に勝ってやる…うん…」







ゼ「俺モ眠イ。」





そう言ってゼツは壁の中に潜っていった。



おそらく先に部屋に戻ったのだろう。





イ「…戻るか。」




『何かゴメン、気使わせちゃって…』




イ「気にするな。」





イタチはせらの頭を軽く撫でた。




『(ブラコンがなければ…!!)』






何だか素直に萌えられないせら。
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