*マイペースザムライ

□4ペース
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『花園さ〜んこれここでええん?』





花「ええよ〜って、その花園さんてやめてや〜。園香って呼んでくれへんかな?」





『花園さんがそういうならええけど』





今は体育祭準備中、
1時間目から勉強もしないでなにやってんだかって思うけど


お笑い優先のこの学校ならありえることだからみんな楽しんでやってる



ついでに言うとうちは今、陣地の看板を装飾中や




『疲れるわ〜、準備なんていらへんわ。競技だけやったらええねん』





花「まあまあそう言わんと楽しんでいこや団長!」





謙「まったく委員長の言うとうりっちゅー話や」





『うっせーのきたぁ』





花「あ、謙也君や。そっちの準備は終わったん?」





謙「うっさいのはお前やボケ。準備やったら他のやつらに任せてきたわ」






花「ダメやないか謙也君!副団長なんやからみんなの先頭にたってやらな!」






謙「はは、まあたまには息抜きも必要やん?」





花「ダメやって〜〜」





謙「まあ、まあ」





うっさいわボケ


朝っぱらからラブラブしてんなや






謙「リンカ!待てや!」





『園香ちゃん、花足りなくなったから持ってくるな』





花「あ、うん」





そして花をとりに教室にむかった





謙「お前、今日リレーの練習あるらしいで」





『へー、あっそ』





後ろからついてきた謙也と一緒に階段を上る





なんで着いてくんねん





すると階段の踊り場で誰かが倒れているのが見えた





謙「お!おいっ大丈夫か!?」





謙也がいっきに駆けあがっていく
うちも自然に足が速くなっていっきに登りきる




『・・・・・・・・・・なぁ』





謙「・・・・・・・・・・はぁ」






そこに倒れてた人物、それは





ユ「うーーーん、うーーん



小春〜〜〜!




『うっさいんじゃボケえええ!!
通行の邪魔やねん!』





遠慮なしにユウジを蹴飛ばすと
おもしろいくらいに階段をごろごろと転がっていった





ユ「ギヤアアアアアアぁああああ」






下でのびているユウジを無視して教室にむかう





謙「やりすぎやろ・・」





『サボって寝てるやつが悪いねん』





そう言ってるうちに教室に着いた
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