Seventh Gate

□6thQ:勝てねェぐらいがちょうどいい
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ー日曜、海常高校ー






「おぉー、広ぇー。やっぱ運動部に力入れてるトコは違うねー。」


翌日、俺達は練習試合のために海常へと足を運んだ…天気は快晴で、暑ぃ位だ…



「火神君、いつにも増して悪いです、目つき…」


テッちゃんがタイガの目に気づいた…目が血走っていやがる…



「るせー、ちょっとテンション上がりすぎて寝れなかっただけだ。」


………




『「遠足前の小学生かよ(ですか)…」』




「うっせー!!二人して言うな!」


それ以外考えつかなかったし…



「…凱士君は、何で制服なんですか?ジャージ、着て欲しかったです。」


……そう言われてもな…



『まだ、着れねぇよ…試合に出られるようになったら、着るからさ…』



ポスッと、頭を撫でてやった…



「約束ですよ、凱士君。」


あぁ、と言ってやると…













「どもッス!!今日は皆さんよろしくッス!広いんでお迎えにあがりました。」






ラフな姿でリョウタが現れた…




「黒子っちぃ、あんなアッサリフるから…毎晩枕を濡らしてるんスよ、もー…
凱士っちもぉ、オレ本気だったんスよぉ…

女の子にもフられたことないんスよー?」



……いきなり何吐かしていやがるこの野郎…



「…サラッとイヤミ言うのやめてもらえますか。それに凱士君を誘惑する黄瀬君は嫌いですから。」



「ひ、酷いッスよ黒子っちぃ!!」


……何なんだ、会って早々…




『…リョウタ、そんな余裕こいていて平気か?』



「……もちッス。黒子っちや凱士っちにあそこまで言わせるキミには、ちょっと興味あるんス。」



リョウタはタイガを見ていた…



「"キセキの世代"なんて呼び名に別にこだわりとかはないスけど…あんだけハッキリ喧嘩売られちゃあね…
オレもそこまで人間できてないんで…悪いけど本気でツブすッスよ。」


「ハッ…ったりめーだ!」



……宣戦布告か?




「……なんか、不安ですね…」



『…サポート、しっかりな?』




そう言いながら、俺達はリョウタに連れられながら体育館を目指した…






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