届かない想い

□プロローグ
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〜冬夜〜


「雪夜(ゆきや)!俺さお前の考えてる事とか全部分かるんだ!!」

「冬夜(とうや)俺もだよ!……俺、冬夜と双子でよかった」

「俺も!!ずっと一緒だといいな」

「じゃあずっと一緒に居よ!」




(ピピピピ)

目覚ましが鳴り響く。

久しぶりに幼少の頃の夢を見た。

「雪夜…何でお前は俺の事を避けるんだ?」

突然口から出た言葉は虚しく隣の部屋の扉が開く音でかき消された。

怠い身体を起こして冬夜も部屋を出た。
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