BL小説

□『水天の龍』
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【起】出会い



 四月の青空の下、桜の花びらが舞う中。
 一人の青年と別の二人の青年は、同じ目的地へそれぞれ向かっている。
 彼らは、これから向かう先でお互いが出会うことを、全く知らない。

 暖かく心地のいい風が、優しく吹き渡り通り過ぎていく。
 踊る薄桃色の花びらが、一つの物語の始まりを告げる。
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