Play at soldiers
□第4戦 始動
1ページ/5ページ
「で…基地をでたはいいけど、どこ行くよ?アテはあんのか?」
基地をでて30分。
樹が僕に話しかけてきた。
「……考えてなかった。」
「ちょ、天野、マジで?」
「オレらにアテがあるわけないよな、ずっと基地にいたんだし」
『大丈夫です。私にアテがあります』
そう書いた電子板を彼女がズイとだしてきた。
「やったーマジで?!どこどこ??」
『信頼できる友達です。私たちをかくまってくれるでしょう』
「よしッ行こう!」
『ただし』
彼女はそれだけを入力した電子板を3人ともに見えるように突き出す。
若干の緊張感が走る。
『私も彼らも追われている身です。決して安心しないで。』