Play at soldiers

□第5戦 到着
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キィィ…という摩擦音を響かせて車は停止する。

彼女は何も言わず峰田を運びだす。僕らも降りた。


彼女1人で運ぶのは大変そうだったので、僕は駆け寄った。

「僕が運びます」


しかし彼女は首を振った。
そしてそのまま歩きだす。


一瞬だけぶつかった彼女の視線。
なぜか怒りが含まれているような気がした。
理解できない。人を殺したことを怒っているのか?
でも彼女は僕らがそういうモノだってことをわかっているはずじゃないか。



少しだけボーッとしていた僕の肩がこづかれる。
樹だった。

「置いてかれるぞ。」


彼はそういって彼女のほうをさす。
思ったより遠くに行ってしまっていた。



樹が隣を通る。
そしてつぶやく。

「野暮なことはやめようぜ…お互いにな」



   
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