アル菊小説
□アル菊長編
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序章
誰も居ない砂浜。
静かに流れ着いた小瓶は、
波に飲まれ、そしてどこかに流れてゆく
まるで誰かに込められた思いを届けようとしているように…
星の光に照らされてきらきら光りながら込められた思いを繋ぐように
ガラスの小瓶は水平線の向こうに消えてゆく
…やさしく舞い降りた薄く淡い色をした桜の花びらと共に
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