カカサス4
□かわいいサスケ
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◇かわいいサスケ◇
※カカシ視点で。
イタチがまだうちはにいた頃。
オレのあぐらの中にすっぽり入っておしゃべりしてたサスケが、いきなりことんと眠ってしまった。
オレの腹で。
かわいいサスケが。
オレのくたびれた目がかっこいいといった。
誉めてるんだかけなしているんだか解らないサスケの台詞に、オレは目を細めていつも笑った。
嬉しいよサスケ。
ところでこの状態も嬉しいのだが、フガクさんやイタチに見られたらまず殺される(笑)
だけどオレのチャクラが乱れたら、サスケの眠りを妨げる。
殺されてもいいから、きみを抱いていたかった。
甘く頬が緩んでたら、ガラッと障子が開いてイタチが帰ってきた。
オレのチャクラは一気に跳ね上がり、胸の中のサスケが、ぐずったほどだ。
「あ…あのねイタチ、これは…」
「いいんですよ、カカシさん」
サスケの居場所になってやってくださいね。
だけどそれ以上はダメです。
つけ上がらないでくださいね。
イタチの態度は冷たかったけど、いつものイタチよりかは百倍も穏やかだったような気がする。
このイタチの心境の変化を、オレは知ってやる事ができなかった。
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