カカサス4

□体育館で
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サスケが手を付いてはあはあと荒い息をついている。ゲンマが慣れた手付きでサスケの濡れたウェアをずるりと脱がした…。サスケは転びそうになって堪えている。
サスケの位置からは見えなかったがゲンマは濡れたサスケのウェアの若い匂いを嗅いでにやりとほくそ笑んでいる…
初めての射精に目の前が真っ暗になるような疲労感を覚えたサスケがようやく起き上がろうとした時、背後からがっちりとゲンマの腕に拘束された。いつものサスケならそれでも振り払えたかもしれない。だがその時は全く膝に力が入らなかった。
ゲンマの手が片手で自分のトレパンを引き下ろしサスケの腰を引き寄せてずぶりとサスケを貫いた。裂かれる痛みにサスケは、「ああーっ…」と悲鳴を上げた。
「おまえ、いいぜっ…」
サスケの狭さに夢中になったゲンマが続けざまに腰を叩きつけサスケはぼろぼろと涙をこぼしながらもしだいに痛み以外の何か疼きに気付いていた。さきほど散々刺激されたせいかもしれない。
中学生のサスケにその感覚を教えることはゲンマにとって禁断だった。
貫かれるたびにサスケは身を反らせ「ああ、ああ!」と声を絞り出し、若い身体は浅ましく精の解放を求めた。だがサスケの心は怯えたままだったんだ。
ゲンマがたっぷりと精をサスケの下腹に注ぎ込みサスケが腕から解放されてどさりと倒れた。
荒い息をついているサスケにゲンマは声をかけた。
「これからも毎日この時間に体育館に来い…相手をしてやる」
その言葉は、今のサスケには恐怖でしかなかった。そしてその気持ちをオレは知ってたみたいだ。
「それまでだよ」
ふいに体育館隅の用具入れに置いてある跳び箱の段がぐらりと崩れた。跳び箱の中から厳しい顔付きのオレが現われた。
「ゲンマ。おまえのことは、すべて見させてもらった…。このことは学校に報告するからね」
「行こう、サスケ」
もう大丈夫だよ。オレは疲労したサスケに自分のジャケットをかけてやり、この悍ましい場から連れ出した。





「こんなのはどう?」とカカシが期待を込めてたずねた。
「うーん…。ゲンマが変態であんたの登場シーンが変だった」
「何をいうの?オレはサスケのためならどんなことだって出来るんだよ?」





カカシは目を細めて微笑んでいる。カカシ的には、倉庫の跳び箱から現われることが、今日のポイントだったみたいだ。
そのオチのためにしては長いエロ話だったなぁ。
カカシのくだらないエロ話を聞いてやるのはカカシが好きだからだ。
オレはカカシのあぐらの中で突っ込みを入れながらこんな時間が幸せだった。




FIN.
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