カカサス4

□体育館で
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◇体育館で◇





来月までに中学の部活を決めて提出しなければならなかった。
カカシに「オレ部活どうしようかなぁ…」とぼやくとカカシはアイパッドから目を上げて「まぁ、体型だけで見ると新体操だね」と微笑んだ。
「新体操って習うと幾らくらいかかるんだ?」
「待って。今ネットで調べてあげる」
カカシはそういって指を滑らせていたがやがてその動きが止まった。そして、できた。と小声でつぶやいた。
「またあんたのエロ話か?」
「何をいうの?オレとサスケの物語じゃないの」
それでオレはカカシのあぐらの中に座って話を聞いてやった。





突然だが、新体操部に入ったサスケはオリンピックを目指していた…





「本当に突然だなぁ。初心者なのにいきなりオリンピックを目指すことになってるのか?」
「そこはお話だから」





お話だと、高校からテニスを始めていきなりウィンブルドンに行ったりするからね。
そういう訳で、サスケも毎日体育館で鬼コーチにマンツーマンの指導を受けていた。
男子の新体操も、身体の線の出るいやらしいものだった。何度も演技を繰り返してサスケのウェアも汗でそのラインを際立たせていた。
休憩で肩で息をしているサスケの腰を鬼コーチのゲンマがつかんだ。





「ああ、やっぱりゲンマなのか」





「なっ…何ですかコーチ?」
焦るサスケだったがゲンマはたじろがなかった。むしろ、サスケのリアクションを知っていたようだった。
「もっと集中しろ。その程度じゃ世界に通用しないぜ?」
ゲンマの言う事にも一理あった。シャイな性格が災いしてサスケは頭の中のイメージを他人に伝えきれないところがあった。それは演技でも同じことだ。
「今からオレがおまえの身体を拘束する。おまえはただ、無心でいるんだ」
何か紐のようなものがサスケの身体にかけられた。ゲンマのいうように無心でいられないのは、自分の集中力が低いせいなのか。
集中できない意識レベルの低さをサスケは呪ったが、ああなんと。サスケの身体はあそこを一回りして、亀甲縛りにされていた…
「それで演技をするんだ」
子供のサスケには指導者に逆らう術はなかった。その恥ずかしい姿でサスケはバランスを取る演技を続けた。だけど浅ましい若い身体は拘束されている敏感な部分への刺激に我慢ができずに濡れそぼった。
「苦しいか?」とゲンマの顔が笑っていた。
その濡れそぼったそこをゲンマの手がずるりと抜いた…。若いサスケは刺激に堪えきれず「ああーっ…」と声を洩らして体育館で射精してしまった。
じんわりとウェアには染みが広がって、サスケは初めての射精に気が遠くなりがくりと膝を落とした。




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