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□苦しめてあげる
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目が覚めると、薄暗い部屋の中だった。

「ん、雪男・・・?」

起き上がろうとした刹那、自分の手足に自由が利かないことに気付いた。

「なん、だ・・・?動かねぇッ」

必死に前後に動かすが、びくともしなかった。
あの鬼畜眼鏡野郎、と暴言を吐こうとしたが、思い立って止めた。
誰が何処で聞いてるか分かったモンじゃない。

「はぁ。何やってんだか雪男は・・
俺だって今日は学校が・・・・・・・、」

はっと我に返り時計を見る。
時刻は昼をとうに過ぎていた。どんだけ爆睡してたんだ、と自分にツッコみたくなったが、どうせ手足は動かせないのだ。

焦った自分が馬鹿みたいだった。
だが、どうにかしてこの痺れの様な感覚を消し去れないだろうか・・・

「、ッ!?」


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