Crime City

□第3章 イーグル
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        C.C  第3章 イーグル

  体が軽い、眼を閉じてもやつの殺気が分かる。
一迅の風が吹き抜けた瞬間、FALの銃口から銃弾が打ち出される
人の体を貫く死の銃弾(デスバレット)が対象物には当たらず空を切る。
ズガンッ、ズガンッ、ズガンッ
さっきから乱射してるようにしか見えない。
ズガンッ、ズガンッ、ズガンッ
キンッ、キンッ
とうとうやつのFALには銃弾は残っていない。
男はズボンの後ろポケットに手を突っ込み、マガジンを取り出した。
USPの銃口から銃弾が飛び出して、そのままやつの手に持つマガジンを貫いた。
マガジンはそのまま空中を舞い14、5mの地点で地面に落ちた。
やつは迷うことなく、腰にあるホルスターに手を掛けた。
そして、取り出したのはデザートイーグル!?
デザートイーグルはハンドガンの中でも口径が大きく、威力は相当なものだ。
やつのもつデザートイーグルはその中でも一番口径が大きい50口径だろう。
この50AEを使った時のデザートイーグルは自動拳銃上では最強の力を誇る。
だが、その分の反動は半端じゃないのがデザートイーグルの欠点だ。
どんなに改造を施しても、連射は出来ない。
迷わずやつは俺の右胸(心臓の辺り)を狙い撃った。
しかし、『リミットオーバー』はそんなものでは傷一つつけられやし無い。
銃弾がスロー再生になるかのような感覚、軽く右肩が前にでるように体を反らしつつ右手に持つPx4がやつの心臓部を狙い定めそして、       ズガンッ
……貫く。
   血が地面を侵食している。
眼を瞑っている男が再び眼を開くことはもう無いだろう。
「デザートイーグル…。」
これと金品を戦利品として頂いていこう…

    この戦いは終わらない……。

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