スマッシュブラザース

□第6話
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「わお、」

目の前に広がる武器の多さに感嘆の声を漏らす。
現在私はマスターとクレイジーに連れられ武器庫にいる。

私はもともと魔力を持って生まれてきてわけではないので術を使うには媒体となるものが必要らしい。


「さて、いろんな種類があるから適当に見ていいよ」
「了解しました」


本当に様々。
拳銃、剣と言ってもサーベル、日本刀、レイピア、手榴弾らしきもの、中にはどう使うのか見当もつかないようなものまで。

「リノル。これはどうだ?そういう趣味っぽいぞ。」
そう言ってクレイジーが差し出したのは。
「……。」

黒光りする鞭。
クレイジーは悪い顔で笑っている。

「……うん、わかりました。」
笑顔でその鞭をとる。
「は?」

ビシッッ!

鞭が空を裂いた。
正確には、クレイジーにあてるはずだったのだが、クレイジーは間一髪、よけたのではずしてしまったのだ。
「、何するんだ!」
「え?何って、クレイジーを悦ばして差し上げようかと……。」
「俺はMじゃない……!」
「そうですか、残念。」

ニッコリと微笑む。

「この後の修行でみてろよ……。」



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