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□3話/祓魔塾
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いやー、焦った。
まさかあの雪男がねぇ…

一人ブツブツと言いながら
蝣鵺は塾へ向かっていた。
(正確には鍵穴のある扉探し。)

「…ったく…
扉が少なすぎんだよな…」


『お待たせいたしました』


「……?メフィスト…?」


確かにあのペテン師だ。
…誰と話してる?


『祓魔師にはどうやってなるんだよ』


「…!アイツ、確か…」

入学式んときに
俺の前に座ってた奴…だよな?

「…まぁいーや。興味ねーしっ」


今のところは、と
心のなかでクスッと笑う。
メフィストが絡んでると言うことは
きっと彼は藤本さんの息子だろう。


「これから面白くなるといいなー♪」

―ガチャッ


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