青の祓魔師
□無自覚
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「よるー!」
背中にドンという衝撃があり、振り向けばそこには俺の背中にくっついている燐の姿があった。
「おぉ、どうした燐」
頭をなでてやると猫みたいにスリスリしてくる。
かわいい…
「今日、寮に泊まっていくか?」
猫みたいなツリ目を輝かせ、問う。
「ああ、久しぶりに燐の料理食いてぇしな」
「なら今日は夜の好きなもん食わせてやる!」
「おおそりゃ楽しみだな」
本当に楽しみだ。
任務がない日はこうやって燐と雪男が住む寮にお邪魔させてもらっている。
まぁ、あのブラコンメガネには警戒されているけど…
「じゃあ夜、また寮でな」
そう言って、俺の頬にキスをし、去っていく。
…あれっていつもしてるけど恥ずかしくないのか?ていうかここ、人前だし。
俺の目の前ではたくさんの人が行き交っている。
学校から帰る人もいれば、買い物をしている人などもいる。
…無自覚ってやつか?
さきほどキスされた頬をなでながら、たぶん今からは塾であろう燐の住んでいる寮へと足を運ぶ。
無自覚
END
夜は燐のお兄さん的な人で燐は遊ばれたりしてるといいよ(^v^)/