青の祓魔師
□8月9日はハグの日と聞いて
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ぎゅー。
「……」
ある日の夜、任務から帰ってきた雪男は着替えもせず、すぐに燐を抱きしめた。
その10分後。
「…なぁ、雪男」
「なに?」
「なんで抱きしめてんの?」
燐は頭から離れない疑問を口にだし、雪男はそれに対し「いやなの?」と聞いてくる。
「いや、嫌じゃないけど……なんかあったのか?」
「なにかあったわけじゃないよ。今日がハグの日だって聞いたから」
「そういう事ね」
納得した燐は何かを思いついた様な顔つきをする。
「わっ」
「それなら俺もハグする!」
燐は雪男を抱きしめる
だが力の加減がわからない燐は…
「く、苦しいっ兄さん!」
「あ、悪ぃ!」
逆に雪男を苦しめることになってしまった。
慌てて雪男を引き離した燐はがっくりと肩をおとす。
「ごめんな?雪男」
「いいよ、気にしてない。それよりハグしていい?」
「あぁ!」
それから30分ほど、雪男は燐をずっと抱きしめていた。
8月9日はハグの日と聞いて
END