青の祓魔師
□独占欲
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僕は昔から兄さんの事が好きで憧れていた。
けどいつからか僕は兄さんの事を家族として好きではなく、
恋愛対象として好きになっていた。
好きで好きでたまらなくて、高校に入学して数日がたった後にそのことを兄さんに打ち明けた。
拒絶されることは覚悟の上だった。
だけど兄さんは予想外の発言をした。
「俺も雪男と同じ気持ちだ。俺も雪男のこと、恋愛対象として好きだ」
その言葉を聞いて即座に兄さんに抱きついた。
抱きついて、キスを交わした。
僕たちは兄弟という枠からはずれ、恋人という枠にはいった。その時から僕は兄さんに対する気持ちが強まった。
そして同時に独占欲というものが僕の中にうまれた。
だから兄さんが他の人と仲良く話したり、笑顔をみせたり、相手が兄さんに近づくたびに僕の胸の痛みが走り、
いますぐ兄さんは僕のモノだって相手に見せつけてやりたくなる。
兄さんに対しては僕のモノだってわからせるために犯してやりたくなる。
けどそんなことをしたら嫌われてしまうかもしれないという恐怖にかられ、実行できずにいた。
だけどそんな独占欲を思ったときは兄さんにたくさんキスをする。兄さんは簡単に受け入れてくれる。